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若者たちの神々@筑紫哲也対論集
ジャーナリストの筑紫哲也さんが亡くなられた。
長年キャスターをつとめられた「ニュース23」も
たまにみる程度だったけれど、あの静かな語り口と
うつむき加減のシャイな笑顔が、もう見られないのか、と思うと、
やはりさびしいものだ。

訃報の中で紹介されている経歴等を拝見すると
新聞、雑誌、TVと主要なマスメディアで長期に渡って
大衆に顔を露出して活躍されているが、後にも先にも
筑紫さんような方はいなかったのではないか。
そういう意味でもステレオタイプなジャーナリストではなかった。

私が筑紫さんを意識したのは、あるミュージカルでの
パンフレットのコメントだった。

「僕とブロードウェイ・ミュージカルとの出会いは1971年。
根っからの音楽好きだから、たちまちミュージカルの
とりこになった。(略)」

当時現役新聞社員でありながらTV番組を持っていたので、
その意外なコメントがよけい気になったのかもしれない。
恐らく駐米特派員として滞在していた当時のことなのだろうか。
後年活躍の場が広がっていく中で筑紫さんが披瀝される
守備範囲の広さというのは、この辺りにもあるんだなぁ、
と改めて感じさせられた。

当時の朝日ジャーナルの編集長時代に連載されて
反響を呼んだ「若者たちの神々」も後日単行本化されてから
読んだ。当時の若者の心をとらえた「神々」にインタビューを
重ねていく訳だが、時間のふるいにかけられて、今となっては
どんな活躍をしていた人なのか思い出せない方も多い。
逆に、今に至るまでしぶとく「神」であり続けられた人たちも
少なからずいることに、その慧眼ぶりを感じない訳にはいかない。

もう存在しないという喪失感はあとから効いてきそうだなぁ…
筑紫哲也さんのご冥福をお祈りいたします。
by capricciosam | 2008-11-08 07:58 | 時の移ろい | Trackback(2) | Comments(0)
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20歳代前半にシェイクスピア全集を、二束三文で売り払ってからかしら。わたしは、ほとんど書籍は買わない。活字は大好き。本の匂いを嗅ぐだけで幸福感に浸るほうなのだが、どうせ安値で売るなら、最初から図書館で済まそうということになる。そんな次第で雑誌もほとんど買わない。最新号を、土日に図書館でチェックする日々なの。1984年から1987年までの間、雑誌「朝日ジャーナル」だけは別だった。毎号わくわくした。わたしは日本文学やルポルタージュが元々好きだったが、この雑誌をきっかけに、社会科学や自然科学の書籍にも関心を......more
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