ゲルギエフ&ロンドン交響楽団@Kitara2008

今年の掉尾を飾る、と言ったら、まだ一ヶ月もあるのに…
という声も聞こえそうですが、私にはまさしくそうでした。
実に充実した演奏が繰り広げられました。

一曲目ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第三番
時々現れるメランコリックさに「ハッ」とさせられながらも、
有名な二番に比べたら、私には印象が散漫なこの曲。
今夜も大して期待しなかったのですが、若きアレクセイ・ヴォロディンの
確信に満ちた完璧とも思えるタッチにぐいぐい引き込まれて、
飽きずに堪能しました。これは実に僥倖でした。
会場も盛大に盛り上がったところを見ると、同様だったのだろうか。
鳴りやまぬ盛大な拍手に応えてアンコールは
ラフマニノフのプレリュード嬰ト短調

二曲目プロコフィエフ/バレエ「ロメオとジュリエット」組曲より
第一組曲と第二組曲からの曲を抜粋し、
組み替えてひとつのストーリーを形づくっている。
この原曲も魅力的なメロディーが随所に現れるが、
どんな意図があってこの配列にしたのかは知らねども、
この構成でも全然違和感なく楽しめた。
ゲルギエフのドライブは相変わらず「完璧」で、
ロンドン響から繊細にしてゴージャスな響きを引き出していた。
「う~ん、凄い」
ゲルギエフの指揮するオケとしてはマリインスキー劇管、
PMFオケに次いで3つ目なれど、どのオケも迫力は十分にして
ニュアンスを失わないところが、なんともカリスマのカリスマたる
由縁か。
アンコールにプロコフィエフ「3つのオレンジへの恋より行進曲」
指揮を終え、腕を下ろして振り向いた時のゲルギエフの満足そうな笑顔。
もう、何をか況やです。
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<蛇足>
会場は8~9割程度の入りか。ステージ周辺が特に埋まっていた。
札幌は日本ツァー初日で、今回はプロコフィエフ・チクルスのようです。
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by capricciosam | 2008-11-27 23:33 | 音楽 | Comments(2)
Commented at 2008-12-05 13:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-12-05 13:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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