マンマ・ミーア@映画2009

数年前、劇団四季版を汐留で観劇しているが、
ちょうど電通四季劇場のオープン記念だったように記憶している。
あんなに会場が熱気に包まれ、アンコールで総立ちになって
踊っていた場面に出くわしたことはなかった。ワォ~!!
えっ、私!?ご想像にお任せします。
と言うわけで、今回足を運んだのも、あのステージがどのように
スクリーンで再現されるのか、という興味からでした。
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元々ABBAというよりビョルンとベニーの数々の素敵な作品が
先にあり、それらを使ってひとつの作品に作り上げた
 プロデューサー:ジュディ・クレーマー
 脚本:キャサリン・ジョンソン
 演出:フィリダ・ロイド
女性3人のユニットの結束がミュージカルの成功に至ったのだろう。
今回の映画化に当たっても、この3人の名前が見える。
こりゃ、期待が高まるというものです。

確かに、美しいギリシャの風景を活かしてはいるし、
桟橋をステージに見立てているところなんて楽しいね。
俳優も手堅い顔ぶれのようで、本当に歌っているんですね。
これにはびっくり。もちろん、多少は吹替えもあるんでしょうけどね。
ストーリーも構成はステージとほぼ同じ。
全編流れる曲は全てABBAだし、お膳立てとしては申し分なし。

しかし、見終わってみると、なんとも微妙。
例えば、ドナ&ダイナモスがステージで歌うのはたった一曲で、
どうやら、その理由は「年齢」らしい。しかも、衣装が地味。
四季版ではメタリックな衣装で数曲歌って、踊って、
観客の意識を見事に転換していく場面なのに、しょぼく、くすぶった感じ。
こういう不完全燃焼感がつきまとったのは、どうしたことか!?

また、全編通じて踊りは健闘しているけれど、やはりいまいち。
それに、どうしても、ビートの効いたABBAの曲が挿入される分、
演技を考えてやらないと、ただ騒々しいだけの印象になる可能性大。
カメラワークもいまいちなところあり。
特に、見せ所のひとつである桟橋の群舞の2シーンはものたりない。

最後に、アンコールの場面はなくてもよかったかな…
ステージでは必ずある大ノリノリの場面なんですが、映画では
あまりにも唐突すぎて、残念ながらひき気味になりました。
これは、スクリーンでは演じる側との一体感がでないから
なんじゃないでしょうか。
やはり、この作品の「熱気」がうまく伝わってこないからなのかなぁ…

と、言うわけで、一定の水準にあるとは思うのですが、
私の場合は四季版の印象が強烈すぎる故にどうしても辛目になりがち。
それから、上映開始後しばらくして退出する人も数人出たくらいなので、
きっとミュージカル免疫があるなしで、評価は極端になりそうな感じも
しました。
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by capricciosam | 2009-02-01 12:07 | 映画 | Comments(0)


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