クリストフ・エッシェンバッハ&PMFオーケストラ@PMF2009

これまでのPMFを振り返ってもマーラーは毎回のように
取り上げられていると思うが、「復活」は独唱と合唱付きの大曲だけに
1991年の一回しかなかったと記憶している。
その演奏会を指揮したのがエッシェンバッハさんで、
再登場にあたり奇しくも18年ぶりにこの曲を指揮することとなったようだ。

当時私はチケットを押さえておらず、急遽苫小牧での鑑賞となった。
第一楽章の開始は指揮者としても相当な気合いがはいるのだろうが、
エッシェンバッハさんが顔を真っ赤にして力強くタクトを振り下ろして
開始されたシーンは今でも脳裏によみがえる。
今回も同様で、暗譜で精力的に腕を振って演奏を推進していくが、
決して性急なものではなかったように思う。
アニバーサリーオーケストラの演奏会でも感じた丁寧な音づくり、とでも
言えばよいのだろうか。事実この楽章に約25分かけている。

PMFオーケストラ演奏会Aプロの特徴は各パートにウィーン・フィルの
メンバーが入って演奏することだが、さすが彼らのソロは聴き応えがある。
特に今夜はオーボエのM・ガブリエルが光った。
今年はPMFウィーンを聴く機会は今回だけだったが、満足、満足。

第四楽章「原光」
「おお、紅のバラよ。…」と始まるアルト独唱の聴かせ所。
ペトラ・ラングさんは標題どおり「荘重かつ素朴」に歌い上げたと思う。
しかし、大ホールを圧倒するまでの高密度の声量ではなかったのが
惜しまれる。
その点一昨年札響定期で聴いたビルギット・レンメルトさんは凄かった。

合唱も加わる大フィナーレとなる第五楽章では、
オケも持てるパワー全開となって、この劇的なクライマックスを
形作っていた。大ホールで音がビリビリする体験なんて
めったにあるもんじゃないでしょう。
PMF合唱団は構成的には一昨年の札響定期「復活」と同様だが、
健闘していたと思う。
それから目立たないがバンダの皆さんもうまかったね。

休憩なしで約90分。
会場のあちこちからブラボーが飛んでいました。宜なるかな。
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by capricciosam | 2009-07-11 23:21 | 音楽 | Comments(0)


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