シェン・ザン&PMFオーケストラ@PMF2009

Bプロでは各パートを支えたウィーン・フィルのメンバーはいない。
PMF生だけのオーケストラとなり、開幕からの彼らの成果が試される
初めての演奏会。そして、活躍の場を拡げている若手指揮者が
彼らをリードするが、当夜はPMFの歴史でも珍しい女性指揮者の登場
となった。

1曲目ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5五番「皇帝」
巨匠の風格漂うアンドレ・ワッツの奏でる音は実に力強い。
恰幅の良い、堂々たる演奏であるが、決して押しつけがましく
感じないのは人柄のあらわれなのか。
オケの音は時々乱れたものの、きびきびとした指揮をする
シェン・ザンのもと総じてまとまっていた。

2曲目ラヴェル「ラ・ヴァルス」
3曲目ストラヴィンスキー「火の鳥」(1919年版)
これらの曲をシェン・ザンは暗譜で通したが、小柄な身体を駆使した
メリハリのある指揮ぶりは終始一貫していた。
指揮ぶりは、例えはちょっと変かもしれないが、実に小気味よい。
が、決してパフォーマンスに浸り、独走しているという訳ではなく、
曲の持つ構成やニュアンスを、常にしっかりとオケに伝えようとしている
ように感じた。そのせいか、オケの響きも活き活きとして、
彼らのパワー溢れる充実した演奏となった。
まだ、お若いようだが、オケのコントロールはなかなか頼もしい。
聴き終えて、今度は別な色合いの曲で聴いてみたいな、と思ったくらい、
当夜の収穫であった。

独り立ちした今年のPMFオーケストラであるが、
音のズレがあったり、パートによってはもう少しがんばってほしい
ところも散見されたが、まずは順調な仕上がりと言ってよいのでは。
さて、最終的な仕上がりに期待しましょう。
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<蛇足>
シェン・ザンさんの靴はハイヒール。
かかと部分の底はあまり細くないようですが、それでも客席からも
はっきりとわかる程度にかかと部分は上がっていました。
指揮台で不安定じゃないのかな?と、チラッとよけいなことを…

<追記>
19日は全道的に雨。
PMFのHPによれば、芸術の森での野外演奏会は
状況によっては中止の可能性もあるようです。
午前10時には決定とあります。
<追記2>
やはり中止となってしまいましたね。
良い仕上がり具合だっただけに、昨夜一回きりはもったいなかったなぁ…
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by capricciosam | 2009-07-18 23:38 | 音楽 | Comments(0)


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