さらば疑似政権交代

午後8時になった。
途端に某局の開票速報は、早々と自民党・公明党の連立与党の敗北と、
野党第一党の民主党の大勝を示す獲得議席数を示した。
「へぇ~」
毎度のことながら、近年はやりの出口調査の精度は凄いものだ。
他局も推して知るべしで、チャンネルを変えてもほぼ似た状況。
違うのは、その見極めの慎重さの程度だけで、結果はほぼ変わらない。
未明には大勢判明との報道であったが、もはや政権交代は不動のようだ。
鳩山代表ではないが、まさしく
「これは(一時の)風ではない、地殻変動だ」
の観がある。

先進国の中で、半世紀以上にもわたって政権交代のなかった不思議の国、日本。
まるで自民党一党独裁国家のような中で、見せられていたのは
自民党内の派閥のボスによる総理総裁の座を巡る争いだけ。
これで、一般国民はあたかも政権交代が起こったかのように
錯覚させられてきたが、実質はなにも変わらない。
しょせん自民党のコップの中の嵐に過ぎない。

しかし、最近は国民生活の豊かさの実感が遠ざかっていく中で見せられたのは、
安部、福田による世襲政治家の無責任さ、ひ弱さ。
もうろう大臣に代表される閣僚の不祥事、おまけに現総理の失言につぐ失言。
しかも、4年前の郵政選挙で絶対的多数を与えたはずなのに、
社会や生活が困窮していくばかりの政治が継続され、
国の借金は減らない、年金は破綻しそう、消費税は上げるらしい。
でも、一方で税金でうまい汁を吸う者は減りそうもないし、
国民の負担増だけが確実になっていくだけなのか…
「こりゃ、いくらなんでも、ひどいんじゃないか!?」
支持層までが離反する状態が現れたということなのだろう。
当選した石波大臣の言葉がこの辺を端的に言い当てているように思う。

「政策の問題ではない。自民党政治に対する失望感に尽きる。」
(以上、読売新聞より引用)

これまで散々見せられていた「政権交代まがい」「疑似政権交代」ではなく、
民主的手続きによる政党間による本格的な政権交代が実現した日として、
8月30日が歴史のひとこまに刻まれたことは間違いない。
もっとも、政権交代したからと言って、そうそうスムーズにいはいかないだろうが…
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by capricciosam | 2009-08-30 23:58 | 時の移ろい | Comments(0)


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