大学初年次教育の変化

かねてから「きれやすい」「すぐカッとなる」なんて形容で
子供たちの質的変化というか劣化とでも言いたくなるような数々の事件が
報道されてきました。
もちろん子供の変化は、大人や社会の変化と表裏一体なのでしょうが。

先日、札幌で23歳の女性会社員が路上でメッタ刺しにされて殺害される
という残忍きわまりない事件がありました。犯人は現行犯逮捕されましたが、
20歳の男子大学生で、交際のよりを戻そうとして断られたことで
逆上して犯行に及んだらしい、とのことです。
二人はそれぞれ東京の伝統ある大学を卒業、在籍中ということで、
年老いてきている私などには、いまだにそんな名のある大学の
関係者同士の事件だなんてピンとこない、というのが正直な気分なのです。

と、いうのは、いくらなんでも偏差値ピラミッドのある程度に位置する大学の
学生ならそれなりの社会常識も持っているだろうからそんなにひどくはないだろう、
という漠然とした願望があったからなのかもしれません。
若い頃に形成された固定観念が今だに健在なのですから、
まったくどうしようもないなぁ、というため息ものの思いこみです。

ところで、今日は次のような記事が目に止まり、たまげると同時に、
暗澹たる気分に襲われています。

「京都大は、学生の相次ぐ薬物事件などを受けて、新入生を対象に
法令順守などを教える初年次教育を2010年度から実施する方針を固めた。
これまで教員の間では「学生はもう大人。そこまでやる必要はない」との意見が
多数派だったが、次第に危機感が広がったためで、
交通マナーを教える講義も予定されている。」
(以上、読売新聞より引用)

法令順守、危機感、交通マナー…
天下の京大が、ですか!?
う~ん、想像以上に深刻なのかもしれないなぁ…

少子高齢化社会の到来が避けられない以上、数少ない子供たちは
国民共有の貴重な財産です。そんな大儀はもちろんなのでしょうが、
教育の場としても事件が発生した場合には直接的に関わらざる得ない
のですから、相当目に余る深刻な事態と考えていいのでしょうね。

しかし、10年後、20年後を想像しても、そうそう社会常識を持った
若者が増えているようにも想像できないところが、なんとも悲しい。
益々安心して老いぼれていけなくなるかもなぁ…
ちょっと悲観的過ぎるか。
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by capricciosam | 2009-11-22 14:49 | 時の移ろい | Comments(0)


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