オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー@Kitara2009

帰宅してから、録画しておいた今年のウィーン・フィルの
ニュー・イヤー・コンサートを、まずチェック。
見たい場面は、ハイドンの交響曲第45番「告別」の第4楽章。
なるほど、曲の途中で団員が一人立ち、二人立ちして、
次第にステージ上の演奏者が減っていきます。
バレンボイムは途方に暮れたような小芝居を続け、
最後の奏者が去って無音と化したステージ上で指揮を続けて、
ハツと気がいたところで会場から盛大な拍手。

放送当日も見ていて、随分楽しいな、との印象はあったのですが、
再度見ても印象派変わらず。やはり楽しいですね。
これまで、この曲の実演には接したことがなかったので、
今日の2曲目の交響曲第45番「告別」は注目してでかけました。

さすが、ハイドンの交響曲に関してはフィッシャーさんは暗譜で、
指揮ぶりもかなり雄弁で、メリハリをつけた指揮ぶりです。
さて、注目の第4楽章では、なかなか得難い体験をしました。
団員が立ち上がって、減り始めると、ステージの照明も落としはじめ、
徐々に会場も暗さを増していきます。
とうとうヴァイオリン2人だけになると、なんとフィッシャーさん自らが
ステージを去り、指揮者なしで演奏が続き、その2人も立ち上がって
去ろうとすると、ステージの照明だけでなく、会場全体の照明も落として、
真っ暗に。
いや~、真っ暗なKitar大ホールを初めて体験しましたが、
これは、愉快な趣向でしたね。
会場も大受け。

1曲目柿沼唯/ハイドンの庭
和のティストとハイドン「時計」のミックスらしいが、心地よく流れていった。

3曲目はハイドン/トランペット協奏曲
なによりも特筆すべきはソロのH・ガンシュさん。
あまりのうまさに聞き惚れていました。
さかんにブラボーがとんでいました。

4曲目は交響曲第104番「ロンドン」
フィッシャーさんの強力なリードに乗せられて、オケも熱演。
様々な試行錯誤を経て交響曲というスタイルを定着させた
ハイドンの最後の交響曲にふさわしい充実した演奏でした。

アンコールにハイドンの歌劇「報われた誠意」より序曲
ホルンの二人がバックステージだけじゃなく、
会場にも現れて演奏するので、楽しい趣向でした。
思わず先日のバンベルク響のアンコールを思い出していました。

<追記>
3階席の一部は販売しなかったようですが、入りとしては60~70%か。
室内オーケストラ規模ですが、その分アンサンブルも素晴らしく、
ちょっともったいなかった。
ハイドン・イヤー(没後200年)にふさわしい企画でした。
札幌がツアー初日で、12/1新潟、12/2山梨、12/3東京、
12/5京都、12/6福岡とまわるようです。
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by capricciosam | 2009-11-29 20:13 | 音楽 | Comments(0)


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