JRシアター復活か

今朝の新聞一面に次のような記事が載っていました。

「「劇団四季」(浅利慶太代表)の専用劇場を札幌市中央区内に建設する
構想が浮上していることが12日、分かった。札幌市などと調整を進めており、
早ければ来冬の公演開始が予定されている。(略)新劇場の客席は
JRシアターと同程度の約千席で、数年間の公演を想定。」
(以上、北海道新聞より引用)

JRシアターが旧札幌駅構内に仮設劇場として開場したのが1993年。
開幕公演は劇団四季による「オペラ座の怪人」。
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「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい」
この「らしい」というのは、いかにも噂を装っているんですが、
気になる言い方で、思わず興味をそそります。
ついつい「一度はこの目で確かめてみたい…」的な効果がありますね。

劇団四季は1991年から1992年にかけて、旧札幌駅近くの仮設劇場で
「CATS」ロングラン公演を成功さていますが、閉幕してからは
当時の北海道にミュージカルを楽しめる常設劇場はありませんでした。
「オペラ座の怪人」はロングラン公演となり、閉幕後も四季は劇団の
主なミュージカルを次々上演していきました。
JRシアター開設後大勢の観客が押し寄せたのは、以前のCATSの成功が
あったればこそだと私は思っています。
しかし、1997年北海道拓殖銀行倒産に象徴される道内景気の低迷が
次第に興行成績にも及んだようで、1999年にはついにJRシアター自体が
幕を下ろし、四季の常設劇場もついに道内から姿を消すことになります。

撤退当時から、浅利代表は北海道での常設劇場への再トライを公言して
いましたが、長引く景気低迷が高いハードルとなったのでしょうか、いつしか
道内はJRシアター開設以前の巡回公演のみに落ち着いたようでした。
だからこそ、今朝の記事には驚きました。
「数年間の公演」ということですから、また仮設なのでしょうが、
これは長期に渡る景気低迷を考えるとやむを得ないことです。
道内の景気を考えると、経営という側面では決して楽観できる状況ではない
と思われますが、一観客としてみれば、観劇に配慮したJRシアター並の
規模ならば、むしろ歓迎すべきことです。
この歳になると来年に向けた楽しみなんてほとんどないに等しいのですが、
少し楽しみが加わりました。

<追記2.4>
「ミュージカル劇団「劇団四季」(浅利慶太代表)が
札幌市内で構想を進めていた専用劇場の建設予定地が、
同市中央区大通東1に決まった。地上2階、地下1階で、
6月に着工の予定。年末の公演開始を目指している。」
(以上、北海道新聞より引用)

てっきり札幌駅周辺と思っていたのですが、一報どおり確かに
「中央区内」です。創成川以東なので、決してにぎやかな場所とは
言えない辺りですが、ゾーンとしては大通り地区。
これで人の流れが少しは変わるんでしょうね。


<追記2010.5.18>
昨日、北海道四季劇場が来年1月オープンすることが正式発表されました。
5年契約で土地を借り受けて、全国10番目の専用劇場となるそうです。
客席数は約千席で、舞台と客席の一番最後部までは約25mだそうです。
JRシアター並に近いような気がしますね。

「1月のこけら落としは「四季芸術祭」と銘打ち、「エビータ」
「クレイジー・フォー・ユー」など3作品を連続上演し、
四季の会の会員や元会員を無料招待する。
一般客が鑑賞できるグランドオープンは来年4月を予定、
「ライオンキング」を上演する。」
(以上、北海道新聞より引用)

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by capricciosam | 2009-12-13 21:45 | 時の移ろい | Comments(0)


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