札幌交響楽団第527回定期演奏会@Kitara2010

2曲目にラフマニノフ/交響曲第2番
「尾高&札響によるラフマニノフの2番」
この組み合わせは2005年9月の第481回定期演奏会以来、実に5年ぶり。

あの時も指揮者とオケが一体となった名演に演奏会後も
感動の余韻がしばらく続いたものでしたが、時を経て、
さらにブラッシュアップされたような印象を覚えました。
各パート(特に、管楽器)がさらに充実した響きを聴かせてくれ、
指揮者とオケが一体となって、この曲の大きな叙情とうねりを
あますところなく描き出していたのは大収穫。
時が経つのを忘れて聴入っていました。

尾高監督は5年前同様、暗譜でとおしており、
明らかに自家薬籠中の一曲なのでしょう。
このコンビの充実期の記録として、セッションでなくてもライブで
かまわないのでこの曲のリリースを期待したいところです。

1曲目は三善晃/交響三章
曲自体の千変万化するかのごとき様は、確かに密度が濃い感じはするが、
聴く側にも相当の「気合い」を求めるためか、
決して耳になじむ曲とは言い難く、共感までには至らず。

「オーケストラの日」協賛事業として、今回は休憩時間に
尾高監督のトークが15分程ありました。
その中で、三善晃さんはお仲人さんであること、
「交響三章」はオケにとっても指揮者にとっても難曲で、
指揮者が振り間違えるとたちまち崩壊すること、尾高さんとしては
この曲の振り納めと考えていること等をお話されていました。

また、ウィーンに留学されていた頃のエピソードを紹介されていました。
それは、ザルツブルグでカラヤン指揮の歌劇を聴こうと、当日券売場の
長い列の最後尾に並んでいたら、リムジンから降り立った紳士に
当時としても高額なチケットをただで譲ってもらったということでした。
紳士は急用ができたのですが、わざわざザルツブルグまで迂回して
そういう行為にでて、当日の空席を減らすように務めたということを
言いたかったようです。
それを聴いて改めて会場を眺めると、なる程、ちょいと空席が目立ち
8~9割の入りでしょうか。
札響は定期会員のマイシートの寄付というシステムがあり、
有効活用を図っているようですが、やはり演奏者には
空席よりは満席のほうが、モチベーションアップとなるのは間違いないことで、
キャンセルされたチケットの有効活用制度は、もっともっと定着していく
べきなのでしょうね。
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by capricciosam | 2010-03-20 23:09 | 音楽 | Comments(0)


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