安永徹・市野あゆみ&Friends@北広島市芸術文化ホール

昨秋、この会場であった室内楽の演奏会で今夜の演奏会を知り、
楽しみにしていた。
Friendsのお二人も室内楽中心に活躍されているようで、
常設クァルテットではないものの、合奏能力は高そうだな、
という印象を抱いていた。

1曲目モーツァルト/ピアノ四重奏曲第1番
冒頭から決然とした雰囲気が漂い、聴き応えのある曲だけに、
ある面奏者の技量が高くないと楽しくない曲、とも言えるのだろう。
それだけに、少々おっかなびっくりの気持ちもなくはなかったが、
たちまちのうちにそんな気持ちはどこかにいってしまった。
もちろん、安永さんがリードする場面は少なからずあったが、
むしろ各メンバーの自発的に演奏する姿が印象深い。
それでいて、曲としての統一感が素晴らしく、
事前に抱いていた漠然とした期待は裏切られることはなかった。

2曲目ベートーウェン/弦楽三重奏曲
初めて耳にしたが、強い推進力が全体を貫く印象が残った。
3人ともしきりにアイコンタクトをとっている訳ではなく、
1曲目と変わらない合奏の姿なのだが、紡ぎ出される調べには
いささかの乱れも感じない。

3曲目シューマン/ピアノ四重奏曲
ピアノ五重奏曲とともに有名らしいが、小生は初めて。
ロマンテックでありながら、輝かしさも持ち合わせるこの曲は、
演奏会の最後をしめくくるにふさわしく、十分楽しめる一曲でした。
第4楽章の息詰まるような終結部は極上で、終わるとともに
会場のあちこちからブラボーが飛んでいたのは宜なるかな。
アンコールはなかったが、十分な内容に満足、満足。

<蛇足>
今夜の演奏会はchamber music series VOL.1となっていたので、
いつかあるVOL.2が楽しみなところです。
3/25は旭川市大雪クリスタルホール音楽堂で。
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by capricciosam | 2010-03-23 23:02 | 音楽 | Comments(0)


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