今井信子ヴィオラリサイタル@江別市えぽあホール2010

ヴィオラの独奏というのは、聴けそうで聴けなかったもののひとつ。
それで、ちょいと足を伸ばして江別市まで聴きに出かけました。

1曲目シューマン/幻想小曲集からピアノの伊藤恵さんとの
絶妙なやりとりが始まります。

2曲目テレマン/無伴奏ヴィオラのための12のファンタジアより第3番&第4番
今井さんの独奏により、古楽の趣きを湛えた曲の中に、ヴィオラの芯のある
落ち着いた響きが心地よい。

3曲目シューベルト/歌曲より
都合4曲演奏されたのですが、ちょっとした趣向が。
会場で配布されたパンフには4曲の詩の概要が掲載されていたのですが、
前半の2曲「音楽に寄す」「セレナード」(白鳥の歌より)では、
演奏の前に伊藤さんがその概要をマイクを持って朗読。
そして、後半の2曲「道しるべ」「春の夢」(以上、冬の旅より)は今井さんが、
同じようにマイクを持って朗読しました。
4曲とも声部をヴィオラが担う訳ですが、時にはしっとりと、時には雄弁に
歌い上げていくのですが、違和感は感じず、楽しめました。

4曲目武満徹/細川俊夫編曲/ア・ストリング・アラウンド・オータム
2006年2月の札響定期のオール武満プロで一度聴いています。
あの時はヴィオラの地味な響きのせいか、聴いていた3階まで十分届かず、
十分味わったとは言い難かったのですが、今夜は小ホール。
案の定、よく響きます。
目をつむって聴いていましたが、武満の響きが脳裏を駆けめぐり実に刺激的。
今井さんも唯一暗譜で通したのは、やはり初演者としての蓄積でしょうか。

5曲目フランク/ヴィオラソナタ
有名なヴァイオリン・ソナタのヴィオラ版。
第一楽章のためらいがちな内省的雰囲気などは、ヴァイオリンより
この曲の雰囲気を伝えているような気がしてならない。
ピアノとの呼吸も合い、この曲の魅力を伝えていました。
拍手も今夜一番でした。

アンコールは2曲
うち1曲はヘンデル/Lascia ch'io Pianga
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<追記5.18>
アンコールがわかりました。
1曲目ヘンデル/細川俊夫編曲/私を泣かせてください
2曲目パラディス/シチリアーナ
1曲目は輸入盤しか所有しておらず邦題がわかりませんでした。

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by capricciosam | 2010-05-16 22:47 | 音楽 | Comments(0)


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