引退。最低でも退陣。

鳩山総理は福島大臣を罷免するに当たって、
「慚愧に堪えない」という表現を使っていた。

慚愧とは、
「自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。」
(デジタル大辞泉より)
とあるが、これは何も罷免だけの話ではないだろう。
迷走に次ぐ迷走を続けた自身の普天間問題に関する不明に対しての
ものでなければならない。

普天間問題に関しては総理自身の言葉でいろいろ報道されてきた。

「普天間基地は国外へ移設すべき。最低でも県外。」
「トラスト・ミー」(オバマ米国大統領に対して)
「普天間の海を埋め立てるのは自然への冒涜だ。」
「私には腹案がある。」

どう考えても自民党政権当時まとめた案(以下、「現行案」という。)とは
違う形のものがでてくるのかな、と考えるのが妥当ではなかろうか。
結果は言うまでもない。
それでも、
「辺野古ではあるが、環境に配慮してあるので現行案ではない。」
と、強弁するが、外形的にはそのまんまだろう。

この数ヶ月、基地負担に苦しむ沖縄県民の期待を大いに膨らませて
挙げ句大きな失望に陥らせた自身の言葉の軽さが招いた不始末ぶりこそ、
慚愧そのものである。
その上、民主的手続きにより行われた政権交代そのものの意義すら
くすませかねないという恐れがある。

確か総理就任当初ではなかったかと思うが、自民党政権時代の
総理経験者が退陣後も依然議席を有して院政を敷くことを批判して
「私は総理を辞したら政界を引退する」
と発言していたと記憶する。
「責任を全うする」という強弁をして総理の座に居座り続けることも
考えられるが、これだけ総理の発言を軽くして、信頼感を失わせた方が
統治のトップに居座り続けられても、財政をはじめとした様々な課題を
解決できるリーダーシップがとれるとは考えにくい。
もう自身の賞味期限が切れたことを自覚して決断すべき時なのではないか。

<追記6.2>
今朝両院議員総会で辞任を表明する。
また、次のようにも表明した。

「総理の影響力をその(退任)あと、行使し過ぎてはいけない。
私は次の総選挙に出馬しない」と語り、次期衆院選には
出馬しない考えを表明した。」
(以上、毎日新聞より引用)

この点は、有言実行なさるようですね。

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by capricciosam | 2010-05-30 07:40 | 時の移ろい | Comments(0)


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