星を継ぐもの@創元SF文庫

SF小説は、苦手という訳ではないのですが、中々手を出しません。
当然のごとく、読んだ作品の数も極めて少ないのですが、
読み終えて30年経っても、未だにワクワクしながら読み進んだという
強烈な印象を残した作品もあります。
J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」です。

「月面で発見された深紅の宇宙服をまとった死体。
だが、綿密な調査の結果、驚くべき史実が判明する。
死体はどの月面基地の所属でもなければ、
ましてやこの世界の住人でもなかった。
彼は5万年前に死亡していたのだ!
一方、木星の衛星ガニメデで、地球のものではない
宇宙船の残骸が発見される。関連は?」
(文庫裏カバーより引用)

月面の謎、それに木星。
一見、A・C・クラークの「2001年宇宙の旅」と似ていますが、展開はオリジナルです。
クラークはどんどん地球から離れる展開の中で、謎は謎のまま、
哲学的示唆をして物語りを終えます。
一方、本書は謎が謎を呼ぶ展開の中で、どういうおちが待っているのかと思ったら、
最後はアフリカの大地での考古学調査の場面で終わります。
そこで読者は「う~ん、そう来たか」と唸ることに。

当時とてもおもしろかったので、「ぜひ読んでみなよ」と友人に貸し、
「おもしろかった」という感想を聞いて満足したまでは良かったのですが、
ついに返してもらえなかったため、後年再読したくなって買い直した作品です。
そんな事情もより印象深くさせているのかも知れません。

先日、作者のJ・P・ホーガン氏が69歳で亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。
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by capricciosam | 2010-07-18 23:50 | 読書 | Comments(2)
Commented by 藍色 at 2010-08-04 14:15 x
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
Commented by capricciosam at 2010-08-04 22:04
>藍色さん、TB&コメントありがとうございます。
>この記事にトラックバックいただけたら
先ほどTBいたしました。


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