鳩る人は政治に必要か

16日の北海道新聞の「卓上四季」に、大修館書店が全国の中高生から募集した
「『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」の今年の作品の一部が
紹介されていた。
「鳩(はと)る」「小沢(おざわ)る」と政治に敏感に反応している様子がうかがえる。
しかし、その意味するところが、なんともネガティブで、現在の政治のシーンでの
トップクラスがこれじゃあね、とでも言うような反応が感じられる。

例えば、「鳩(はと)る」とは、①考えや行動がぶれること
②親離れできなくなること、と痛烈だ。
そのくらい、鳩山前首相(以下、「H氏」という。)の首相在任時における「ぶれ」は
子供たちの目にも明らかだったという訳だ。
なんとも情けない話だ。

社会人にとって言葉と行動が大切なことは言うまでもないが、
理念やビジョンを語ることで評価される政治家にとっては、
行動も大事なのだが、特に「言葉」の重みが増す。
その語る「言葉」を信じて一票を投じるのだから、当たり前な話だ。
しかし、H氏は首相退陣後は政治を引退すると明言していたにもかかわらず、
今日、地元で引退を正式に撤回した。
唖然とするばかりだ。

「もとより政治家の言葉が軽くあってはならない」と述べたが、「国益に
資するよう行動で示していく」と釈明した。」
(以上、毎日新聞より引用)

「国難というべき時に、自分だけ首相を終わったから『はい、さようなら』では
失礼ではないか」
(以上、朝日新聞より引用)

「民主党の友愛の体質が壊れ始めている」
(以上、読売新聞より引用)

もう、何をか言わんやです。
この程度の理由で世間一般の多くが納得するとでも思っているのでしょうか。
むしろ、あきれかえる人が多いのではないでしょうか。
確かに、民主党への高い期待感が政権交代後の短期間で大きな失望感に
変わっているという事情はあるのだろうが、その一因として普天間基地移設での
H氏の迷走ぶりにもあったと思っているのは小生だけだろうか。
H氏が期待を大きく失わせる一因を作り、その当時の言葉の軽さは
首相というポストを傷つけた功績こそあれ、尊敬を勝ち得ることは
なかったように思う、と言ったら言い過ぎだろうか。

むしろ、政治に携わる者として、また日本の最高権力者を経験した者として
その発する言葉の重みを日本国民へきちっと示すためにも、
H氏は前言を翻すことなく、このまま政界を引退するべきだろう。
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by capricciosam | 2010-12-18 23:47 | 時の移ろい | Comments(0)


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