ある名門オケの破産

今朝、カーテンをあけたら雪が横なぐりに降っている。
そんな寒い日でしたが、午前中はおばの見舞いに。
そして、午後1時からはTVの前に居座って、野球観戦です。
そりゃ、もう、あなた、佑ちゃんの公式戦初先発ですからね。
打線の援護もあり、5回4失点、92球、6安打、2三振、無四球で、見事初勝利。
しかし、喜びつつも、ちょいと欲がでます。
同日早大ドラ1トリオの一人福井投手が7回6安打2失点で初勝利、
先日投げた巨人の沢村投手も7回2失点。
イニング数と失点では二人に見劣りします。
なので、さらなる修正をして、ファンが安心して見ていられる先発に
成長してもらいたいものです。

なんて記事で終わるつもりだったのですが、とんでもないニュースを
目にしたので、こっちが本題になってしまいました。

「全米有数のオーケストラの一つ、フィラデルフィア管弦楽団が16日、米連邦破産法
11章(日本の民事再生法に相当)の適用を申請すると発表し、事実上経営破綻した。
AP通信によると、米主要オーケストラの破綻は初。当面、予定されている公演は続けるという。
(略)近年は切符の販売や寄付が落ち込む一方で運営費がかさみ、慢性的な赤字体質
となっていた。同楽団は声明で「我々はフィラデルフィアの象徴であり、国際的な財産でもある。
コンサートに来て楽団を支えてほしい」とファンらに呼びかけている。
(以上、読売新聞より引用)

BIG5の一角ですよ。
う~ん、俄には信じられない。
分厚い財政基盤を持っていたはずでは?
日本でも、オケの運営は苦しい、と巷間言われて久しい。
例えば、約10年前に経営危機に陥った札響。
公開されている資料によれば、年間収入は約5億円(H21年度)。
一方のフィラデルフィア管は約24億円(H21年度)。
単純に考えると、札響の5倍もあるから大丈夫そうな感じがします。
ところが、H20年は約44億円あったそうなので、そりゃぁ、半減したら苦しい。

やはり、オケのサウンドを愛でる人は、チケットを買って支えるくらいしか
手はないのでしょうが、それ以外には公的にも私的にも支援が欠かせませんね。
でも、公的には慢性的な財政赤字。
私的にはデフレ経済下による景気低迷。
なかなか前途は険しい感じがしますが、心身の栄養となる音楽の力を絶やさぬためにも、
愛でる一人として、これからも財布と相談して足を運ぼうと思います。
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また、フィラデルフィア管弦楽団の演奏は一度だけ聴いたことがあります。
1993年5月14日、北海道厚生年金会館でした。
指揮は同年9月に新音楽監督に就任予定のウォルフガング・サヴァリッシュさん。
確か、日本ツアーの一回目だったと思うのですが、
メインのドヴォルザーク「新世界」の冒頭で管が出遅れるという信じがたい凡ミスがでた
のがなんとも印象深く、いまだに忘れられません。
総じてうまいなぁとは思ったものの、いわゆる期待していた「フィラデルフィア・サウンド」
らしさは感じずに終わってしまったという記憶があります。
一級のサウンドだとは思うものの、優等生的なおもしろくなさ、とでも言うのでしょうか。
当時、EMIもプッシュしてセールスをしていたこのコンビですが、
素人なりにミスマッチを心配していました。
当時はクラシックCDが売れなくなってきた時代でしたが、
数年後に、このコンビによる「新世界」が廉価シリーズで売り出された
ことには、とても驚いたものでした。
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by capricciosam | 2011-04-17 22:26 | 時の移ろい | Comments(2)
Commented by よのにょ at 2011-04-18 20:47 x
別BBSでも話題になってました 「国際的な財産」確かに 次世代へ受け継がれるべき宝物が、時代に押しつぶされていくのは残念です 今日は福島県の純米酒「大八」をいただきながらの書き込みです 力強く清清しいお酒です ハナサケにいかがでしょうか  
Commented by capricciosam at 2011-04-18 23:23
>よのにょさん、コメントありがとうございます。
>次世代へ受け継がれるべき宝物
同感です。
いろいろな事情はあるのでしょうが、ホントにびっくりしました。
でも、分厚い社会が形成されている米国社会ですから、
何らかの支援の手がさしのべられるのではないか、と
期待してしまいます。

>ハナサケ
おっ、早速ですか。
ご教示ありがとうございます。
小生はこれからなので参考にさせていただきます(笑)


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