PMFアンサンブル@奈井江町コンチェルトホールPMF2011

PMFが開幕してから一週間。
その前の練習の日々を考えると、10日以上が経過したことになる。
前半を受け持つファカルティによる指導の成果を楽しむことのできる機会となった。
指導者とPMF生のアンサンブルは弦楽四重奏コース以来。
また、奈井江町のコンチェルトホールも福田進一さんのリサイタル以来で、
どちらも2006年だったから、5年ぶりとなる。
指導の成果と相変わらずのホールの良い響きを堪能できたのは幸いなこと。

さて、演奏されたのは以下の6曲。
1曲目 モーツァルト/ピアノと木管のための五重奏曲 変ホ長調
2曲目 ヴィヴァルディ/4つのヴァイオリンとピアノのための協奏曲 変ロ短調
3曲目 ダッラピッコラ/小さな夜の音楽
4曲目 バカニーニ/モーゼ幻想曲
5曲目 シューマン/ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Ⅰ,Ⅱ
6曲目 シューベルト/ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」 Ⅰ,Ⅳ

公式プログラムでは「4曲ほか」だったが、結局6曲。
会場で配られたパンフレットではシューベルトが一部だったものの、他は全曲の様子。
「こりゃ長いのかな!?」と思ったが、休憩中にアナウンスが入りシューマンも短縮されて
結局2時間ちょっとで終了。
短縮の理由は不明ですが、成果発表会全体の時間としては十分な時間です。

配られたパンフレットからはPMF生が23名、ファカルティが5名。
ピアニストの赤堀絵里子さん以外は全員が一曲ずつの登場で、
自分が演奏しない時は、ファカルティも含めて客席で聴いている。
まさしく「おさらい会」であるから、PMF生の仕上り具合もばらつきがあるのは当然。
それでも、総体的には十分楽しめたのは間違いない。

1曲目は先日の「ボレロ」の残念な印象が消えないため、少々構えてしまったが、
幸いなことに杞憂に終わった。ただ、もう少し遊びがあれば、なお楽しめたか。
2曲目ではPMF生が活き活きとヴィヴァルディらしさを再現。
3曲目は一転して現代曲。あたかも武満徹の作風にもっと色づけした感じで、
ハープにも雄弁に語らせるのには少々驚いた。
4曲目はコントラバス4台だけで、PMF生のみ。なじみやすい主題が繰り返されるが、
発展しないもどかしさが曲自体にあるように感じられたものの、彼らは十分健闘。
5曲目もPMF生の健闘が光る。全曲聴きたかったと思わせるくらい仕上りは良かった。
6曲目のPMF生の仕上り具合は不安定さが感じられた。後半に期待したい。

最後に運営に少し苦言を呈したい。
会場で配られたブログラムの中で、ファカルティのお一人、ミヒャエル・ブラーデラーさんの
写真が別人だったが、その別人がマレットを手にしていることから事前チェックでも
気づきやすいはず。アーティストに失礼のないよう配慮をお願いしたい。
また、5曲目から演奏に異音が混じりはじめ、たびたび集中を妨げられた。
どうやら第一ヴァイオリンのイスのきしみ音のようだったが、6曲目でも交換されることはなく、
演奏者の身体が大きく揺れるたびに異音は大きくなるばかりだった。
ぜひ曲間で交換する対応をとっていただきたかった。
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by capricciosam | 2011-07-16 22:34 | 音楽 | Comments(0)


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