ビーン、お疲れ様でした。

最初に正直に言いますが、確かに記事の更新をさぼっていました。
えっ、仕事が忙しかったのかって!?
それとも体調でも悪かったのかって!?
仕事はしていましたが、特段忙しかった訳でもありませんね。
体調は、ちょっと不調と言えば、不調ですね。
えっ、どこが悪んだ、って!?
なんせ、夜はまともに起きていられませんからね。
まぁ、歳ですから、夜更かしができなくなって、替わりに早起きになってくる。
これは、老化という生理現象でしょうから、逆らうつもりはありません。
思い当たるものと言えば、いわゆる「夏ばて」なんでしょうか。
昨年ほどの猛暑でもないのですが、今年は例年になくお盆明けになっても
北海道にしては多湿な暑さが続きました。
自慢じゃありませんが、扇風機すらなく、団扇だのみの我が家ですから、
寝苦しさにともなう睡眠不足で、少々疲れもたまったようです。
しかも、ここ数日は関西圏に大被害を出した超ノロノロの台風12号が去ったと思ったら、
明日にかけて台風13号が接近ということです。
連日の雨で、ベタベタした空気がまとわりつく中で過ごしていますから、
サラッとした秋風で心身ともにリフレッシュされるまでは、まっ、当分このままでしょうね。
(あ~っ、秋風早く来い!!)
その間、いろいろ記事にしたいネタもあったのですが、時間が経つと鮮度も落ちてしまい
そうこうしているうち取り上げる気力もなくなってしまいました。
(こんな言い訳は素人ゆえですな。やはりプロの書き手は凄いもんだ。尊敬。)
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さて、話題は変わって盲導犬のお話。
写真は今日届いた北海道盲導犬協会からの「協会だより」vol.51です。
タイトルも「北の盲導犬だよりWith」と変え、前面カラー化して新たなスタートを切りました。
今号には、大震災の影響を受けた盲導犬ユーザーへの対応やフォローアップの様子が
掲載されていました。
東北地方には盲導犬育成機関がないようで、北海道盲導犬協会からも多くの盲導犬が
供給されています。誌面ではユーザー数は29名となっていますから、つまり29頭の
盲導犬が活躍しているということになります。結構な数です。
そして、記事では、地震で道路が隆起したり、瓦礫が障害物となって歩くことに不安がある
のでなかなか一歩外へ出ることができない、という切実な声が紹介されています。
これは被災地の復興が進むことでしか改善されないことなのでしょうから、
一日でも早く、と願うばかりです。

さらにページをめくっていると、毎号おなじみ「老犬ホームだより」に。
協会には盲導犬の仕事をリタイアした盲導犬たちが余生を過ごす一角があります。
そこでの様子や老犬を引き受けているお宅での様子が紹介されていますが、
老犬の来し方に思いを馳せると頭が下がるばかりです。
そして、余生を終えて亡くなった老犬の紹介も。
7頭が亡くなっていました。
順番に見ていって、6頭目で目が釘づけに。
そして、思わず「えーっ」と声を出していました。
盲導犬は「ビーン」。17歳。

「ビーン死んじゃったよ‥」

「私の名前はビーン。
16年前のパピーウォーカー委託終了式の日に
「ふりむくなビーン」というタイトルで新聞に掲載されました。(略)
10歳でお仕事を終えて、私を育ててくれたパピーウォーカーのお家へ帰ってからも、
お母さんが手作りした私の絵本を持って小学校や地域のイベントなどに行っては
PR活動を行いました。(略)1000人以上の子供たちにお会いしてきました。(略)
(平成22年)12月には老犬ホームで、男の子最高齢のラッグス君と
女の子で最高齢の私のご対面が実現しました。お母さんはとても大喜びです。
目も耳も不自由になり周囲の状況が分かりづらい私だけれど、
この時は楽しい雰囲気が充分伝わってきたわ。(略)」
(以上、北海道盲導犬だより「協会だより」vol.50 P.9より引用)

「そうか、16年前だったね。引退してからもPR犬としてもガンバッテいたんだね。」

ビーンが老犬ホームに来たのは昨年の12月。
今年のいつ亡くなったのか不明ですが、それにしてもあまりにも早い死です。
小生も、この「ふりむくなビーン」で盲導犬との関わり(と言っても、今だささやかなものです)
を持ちましたから、ビーンは忘れられない盲導犬なのです。
昨年はオープンデーが中止になり、しかも今年は大震災の影響で秋に延期になりましたから、
老犬たちにも会う機会はしばらくありませんでした。
だから、老犬ホームにいるビーンには会ったことはありません。
そう言うわけで、とうとうビーンには会わずじまいになってしまいましたが、
当時新聞掲載された若き日のビーンの姿は、これからも忘れることはありません。
ビーン、お疲れ様でした。
どうぞ安らかに眠ってください。
合掌。
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by capricciosam | 2011-09-05 22:54 | 時の移ろい | Comments(0)


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