同じ無死満塁でも

今夜で日本シリーズも5戦目が終わりました。
ここまでは、完全な「外弁慶」と言うのでしょうか、お互いがアウェーで勝ち、
ホームで負けるという珍なる結果です。
なんだかヘンだな、意外だな、というのが、正直な感想です。

しかし、昨日の第4戦と今日の第5戦でなんとも象徴的な「無死満塁」が見られました。
いずれも、先発投手が無死満塁を作ってしまったことは同じです。
第4戦は6回裏の場面。
中日の攻撃に対して、ソフトバンクはホールトンをあきらめ、森福。
結果は後続を三振、レフトフライ、遊ゴロで、しのぐ。
見ていても、小気味よい見事なピッチングでした。

第5戦は8回表。
ソフトバンクの攻撃に対して、中日はチェンに替えて、来季の戦力外通告を受けた河原。
しかし、死球でやらなくてよい1点を献上。
続く打者には2点適時打を打たれ、結局3点を献上することに。
中日の反撃の機運を削いだ形となりました。

「潮目が変わった」
シリーズを終えて振り返った時に、好対照な無死満塁として評価されるのではないでしょうか。

1,2戦の中日有利の形が消えて、ソフトバンク有利の形が浮かび上がったままで
5戦目を終えたような気がします。
残る6,7戦ですが、ソフトバンクはパ・リーグを代表する投手の二人、和田と杉内でしょうから、
早ければ6戦目で勝負が決まりそうな気配ですね。

<追記11.20>
6戦目は和田が誤算で、結局最終の7戦目に決着がもつれこみました。
中日の山井も好投していましたが、3回の無死満塁が痛かった。
ソフトバンクは杉内、ファルケンボーグ、森福、摂津という豪華リレーで勝利し、
外弁慶にも、ようやくピリオドが打たれました。
ソフトバンク、日本一おめでとう。
大震災の影響で開幕が遅れた今シーズンのプロ野球もようやく幕が降りました。
選手、コーチ、監督他関係者の皆さん、お疲れ様。

<追記11.23>
昨夜評論家の高木豊氏が第4戦のあの無死満塁の場面を本シリーズの
流れを変えた決定的場面として選手のインタビューを交えて紹介されていました。
題して「森福の11球」。

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by capricciosam | 2011-11-17 23:26 | 時の移ろい | Comments(0)


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