5月ももうすぐ終わり。
地上の緑豊かになりつつある景色と分厚くたれ込める雲と冷風に、 ちょっとバランス感覚がおかしくなりそうな気分を感じたりしています。 そんな折、こんな記事が目に入りました。 「劇団四季は28日、札幌の北海道四季劇場(中央区大通東1)で 9月下旬からミュージカル「マンマ・ミーア!」を上演すると発表した。 昨春からロングラン公演中の「ライオンキング」が 同月8日に終わった後の作品で、道内初上演となる。」 (以上、北海道新聞5/29より引用) 「ライオンキング」の後に、四季は一体どんな演目を持ってくるんだろうと 気になっていたんですが、そうですか、「 マンマ・ミーア!」ですか。 東京汐留の四季劇場のこけら落とし公演で観た感動を思い出して、 思わず、ニンマリしてしまいました。 肩すかしを食らった映画版に比べると、明らかに四季版のライブが楽しめます。 楽しみだなぁ~ それで、思い出したのが、現在ロングラン中の「ライオンキング」です。 スタートから一年以上経ちましたが、先日ようやく観てきました。 JRシアター以来の北海道での専用劇場での公演です。 当時から楽しんできた者の一人としては感慨も一入でした。 物語は王様の子ムファサの成長を縦糸に、身内の陰謀、他の動物との友情等を 横糸にして、勧善懲悪な古典的物語がアフリカの大地に描かれていく。 子役も話題になっていたので、子供向け指向が強いのかな、と思っていたのですが、 いえいえどうして、大人も十分楽しめるステージに仕上がっていました。 冒頭の「サークル・オブ・ライフ」から圧倒されてしまいましたが、 中でもラフィキ役の茜りなさんが光っていました。 彼女の圧倒的な声量は魅力的だな。 それから、スカー役の渋谷智也さん(札幌出身)は演技巧者に成長されましたね。 失礼ながら、四季入団当時のアンサンブル時代の印象しかありませんでしたので、 きっと精進されたのだと思います。ブラボーものでした。 それに、ティモンとプンバァの方言入りセリフ。 ライオンキングの地方公演ではおなじみらしいので、どんな北海道弁が飛び出すかと、 楽しみでした。池田英治さん、川辺将太さんのお二人ともよくこなされていて、 小生くらいの年代だと、思わず笑ってしまうものもあったりして楽しめましたし、 同時によく調べ上げたものだと感心しました。 しかし、残念ながら若い人も目立った会場の受けはイマイチな感じでした。 確かに方言なんですが、現代では使われなくなりつつあるものも含まれていたから 共鳴できずに、反応にとまどいがあったのではないか、と推察しました。 会場の反応を良くするには、「生きてる」方言を多くしたほうがいいんでないかい。 東京四季劇場「春」でのロングラン公演も今年で14年目に突入しています。 ディズニーとの提携公演では「美女と野獣」以来でしたが、どちらも 大人から子供まで楽しめるスタイルは取りつつも、「ライオンキング」のほうが シンプルに構成してある分ストレートに楽しめる度合いも強いように思いました。 9月8日がラストとなりましたが、チャンスがあればもう一度行きたいところです。
by capricciosam
| 2012-05-30 05:35
| 舞台
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