除雪のシーズンイン

記事本文に入る前のどうでも良いこと。
夕方書き上げた記事は、もうすぐアップという寸前でブラウザの不調でおしゃか。
一息入れ直して、さっきの構成を思い出して書いています。
でも、さっきの表現と同じではないのが素人の良さ、って言うか、
書いた本人以外誰も目にしていないのだからわかる訳ない。これこそ蛇足ですね。
と、言うわけで、以下が本文です。

昨夜の降雪の影響で、今朝起きたら窓外には見事な冬景色。
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室蘭・登別地方に大停電をもたらした11月27日の大荒れの後も冬景色だったのですが、
降った雪の量も少なく、数日経つとみるみる溶けていきましたからまだ余裕。
しかし、晴れ渡る青空の下に見る今朝は、さすがに除雪を覚悟しました。
シーズンインとシーズンアウトに降る雪は、大抵「湿雪」。
という訳で、量はシーズン真っ盛りに比べれば、それほどでもないのですが、
重いんですよね、これが。
それで、意外と時間がかかって、ひと汗かいてしまいました。

週間予報では雪も降るようですが、最高気温はプラスの日がほとんどなので、
降っては溶け、の繰り返しになるんでしょう。
そして、いつかは根雪に。最近はホワイトクリスマスとならない年が続いている
ような印象があるのですが、今年はどうでしょうね。

それにしても、何回除雪を繰り返したら春なんでしょうか。
とりあえず、体調整えてこの冬を乗り切るぞー!!
と、気分は出陣式みたいです。

ところで、次のような大きな事故のニュースが目に止まりました。

「2日午前8時ごろ、山梨県大月市笹子町の中央自動車道・笹子トンネル
(全長4455メートル)内で、コンクリート製の天井板が50~60メートルにわたり崩落し、
車3台が巻き込まれた。東山梨消防本部によると、午後4時半ごろ、現場で焼死体3体を
確認した。他に少なくとも3台の4人が取り残されている可能性があり、県警や消防が
救出作業を急いでいる。管理する中日本高速道路は、天井板を支える器材の劣化により
事故が起きた可能性を認めている(略)
笹子トンネルは1977年開通で、大月市と山梨県甲州市にまたがる。
目撃者によると、天井板は突然崩れ、下敷きになった車付近から出火(略)」
(以上、毎日新聞12/2ツケより引用)

高速走行しているトンネル内では車輌事故を避けるのは難しいだろう、と常々思う訳で、
ましてや天井からコンクリートが落下するなんて想定外。最悪です。
まだ、消火・救出活動も本格化しておらず、事故の全容は把握されていないようですが、
崩落原因としては、天井板を支える器財の劣化のようで、
コンクリートそのものの問題はないのかもしれないのですが、
コンクリートと聴いて以前読んだ一冊の本を思い出しました。

「コンクリートが危ない」(小林一輔著 岩波新書)
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読んだのは、ノストラダムスの大予言で有名になった1999年でしたが、当時
恐怖の大魔王が空から降ってくるなんて予言より余程ゾッとした覚えがあります。

山陽新幹線高架橋の異変はじめ、耐久性抜群のはずのコンクリート構造物に
その耐久性に疑問のつく異変がいくつも発生していることが提示されます。
「アルカリ骨材反応」、鉄筋の接合および配筋不良や生コンへの不法加水と、
いわゆる手抜き工事が原因らしいのですが、
品質の分かれ目は東京オリンピック開催年(1964年)とのこと。
高度経済成長にともなう大量生産。
本来維持しなければならない品質を手抜き工事によってごまかしてきた、というのです。
そして、著者は高度経済成長時に建設されたコンクリート構造物が一斉崩壊する頃を
2005~2010頃と予測しています。
幸い2011年の東大日本震災を経ても、まだ一斉崩壊という最悪の事態は起きていませんが、
いつかはタイマーが働いたかのようにあちこちで起きないとも限らない訳です。
そこで、著者はつぎのように提言しています。

「1970年代に建設された大量のコンクリート構造物の一斉崩壊が近づいており、
これを軽減するための維持補修を早急に実施する段階にさしかかっている。
もはや猶予は許されないのである。不要不急な公共事業の費用は、
こちらに振り向けるべきである。」
(P203~204より引用)

先の大停電でも感じましたが、ライフラインを含む社会インフラが整備されている
という恩恵は、存在そのものが当たり前という感覚で、喪失した時にその価値を
痛感させられることになるのでしょう。
そのインフラを担う重要なパーツであるコンクリートに関しては、
欠陥や崩落は直接的な重大事故や人命にかかわることなのでより深刻です。
警鐘が弔鐘とならないうちに対策を取っておくことが必要でしょう。
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by capricciosam | 2012-12-02 20:56 | 時の移ろい | Comments(0)


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