札響第558回定期演奏会@Kitara2013

エリシュカ&札響によるチェコ音楽シリーズの6回目。
今回はオール・ドヴォルザーク・プログラム。

1 序曲「自然の王国」
2 交響詩「水の精」
3 交響曲第8番ト長調「イギリス」

当日配布された資料によれば、1は札響初演、2も札響としては1回しか演奏したこと
がなく、しかも30年以上前だから、現団員にとっては初演も同然だったのでは。 
かく言う小生も実演で聴くのは初めて。
印象的だったのは2で、ドヴォルザークが詩集を元に作曲したらしいが、
標題から連想しがちな妖精の話ようなものではなく、結構残酷な場面が現れるもの。
解説されたあらすじを思い出しながら聴いていたら、なるほどそれらしい音楽が展開され、
最後のアレグロ・ヴィヴァーチェなどは真に迫っていた。
そう感じさせたエリシュカさんと札響の演奏に拍手だった。

3は一連の交響曲第5番以降の後期交響曲演奏の掉尾を飾るもの。
前回の第9番が新鮮な響きに満ちていたので、今回はどうなるのだろうと期待していた。
第1楽章の冒頭も物憂さを強調するかのような演奏もよく耳にするが、
エリシュカさんは最初の響きから輪郭をくっきりさせたのは意外だった。
この辺りから、なにやらやってくれそうな期待を抱いてしまった。
例えば第3楽章などは流れるが如き甘く切ない旋律を、愛おしそうに指揮され、
この楽章の魅力を最大限引き出していたように感じた。
このように表情や変化に富むこの曲を、メリハリをつけて耳新しい響きとして
楽しませてもらったことは半ば期待していたものの、嬉しい限りだった。

終演後は鳴りやまぬ拍手に何回も登壇されて管楽器の首席中心に立たせていた。
御歳82歳とは思えぬ、かくしゃくぶりは健在。
2日目。Pブロックに空席が目立ったが、8~9割程度の入りか。
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by capricciosam | 2013-04-20 23:09 | 音楽 | Comments(0)


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