PMFオーケストラBプログラム@Kitara2013

演奏された曲は以下のとおり。

1 武満 徹 ア・ストリング・アラウンド・オータム
<休憩>
2 マーラー 交響曲第5番嬰ハ短調

準・メルクルさんがPMFオーケストラを指揮する演奏を聴くのは2008年演奏会以来2回目。
あの時は、メシアンのトゥーランガリア交響曲のみ。
おっかなびっくり聴きに行ったが、望外の収穫となっただけに印象深い。
とにかく、食わず嫌いだったメシアンに対して刮目させられた演奏会だった。
あの時は7/12だから、今年のプログラムと比較すると、位置づけとしてはA当りか。
(そうそう、コンマスはライナー・キュッヒルさんだった。)
まだまだ、ひとつのオーケストラとしては熟成がそれ程進んでいない、
と思われる時期にもかかわらず、いくら各パート首席にプロが占めたとはいえ、
オケの生み出すアンサンブルは実に見事なものでした。
準・メルクルさんの指揮者としての確かな手腕を感じたものです。

さて、5年経ってもその腕前は健在どころか、ますます腕を上げているのかも、
と思ったのが今回の2のマーラーの5番。
この曲も結構演奏されますが、大曲だけにそう易々とは仕上げられないはず。
もちろん、各パートの首席にはPMFヨーロッパに代わりPMFアメリカが占めるのですが、
今日のオーケストラの合奏力は見事なものです。
(もちろん、ライブならではの少々の傷はありましたが、気になりません。)
先日の札響演奏会でも感じたのですが、この人はトレーナーとしても一流なのかもしれませんね。
それから、アンドリュー・ベインさん(LAP)のホルンは絶品でした。

1は2006年に札響が演奏したオール・タケミツ・プログラムの一曲。
初演が1989年ですから、まさしく現代曲。
いくつもの音が現れては消えていく中をヴィオラが自由に旋律を奏でて、
別次元に聴く者を誘う感じのする不思議な曲。
まさしく、武満さんの世界です。
ヴィオラソロを務められたのはダニエル・フォスターさん。

当日券が全席種で売られていたので開演まで心配だったが、ほぼ9割程の入りか。
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<追記>
今春、準・メルクルさんは国立音大の招聘教授に就任されています。
7月上旬から学生オケを指導されて、7/14には定期演奏会を指揮。
7/15から札響と練習をされていますから、東京からすぐ来札されたんですね。
現在はどのオケのポストにも就かれていないようですから、来年もひょっとしたら…  
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by capricciosam | 2013-07-20 21:38 | 音楽 | Comments(0)


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