新語・流行語も長い歴史があるんだね

本格的な初雪を迎え冬到来を実感する季節となりました。
小生が「あ~、冬だな。とうとう来たんだな。」と、諦観と驚きをもって感じる時は、
やはり雪が降り積もった、視界一面の雪景色です。
例えば、朝カーテンを開けて、窓外が一面真っ白の景色が目に飛び込んでくる時。
こんな時は大体夜が冷え込んで、「ひょっとしたら雪が降るかも」なんてチラッと考えて
就寝することが多いのですが、これは順当なほうで心の準備もいくらかあります。
従って、「そうか、とうとう来たんだね。」程度の驚き。
でも、そんな気配もなく就寝して、雪景色を見た時には、そりゃもっと驚きます。
不意打ちを食らうと衝撃の程度は数段パワーアップしますもんね。
そんな訳で、こうい景色を目にすれば、冬への覚悟ができると言うモノです。
一目で納得、そんな感じです。

そんな初冬の気配のこの頃ですが、次の記事が目にとまりました。

「ユーキャン新語・流行語大賞が前身の賞の創設から今年で30年になるのを記念し、
主催者が13日、これまで受賞した言葉の中からトップテンを選んで発表した。(略)
1984年の前身の賞創設以降、受賞した337語から99語に絞り、
読者300人にアンケートして決めた。順位は付けていない。」
(以上、スポニチ11/14付けより引用)

「ほ~、そんなになるんだね。」

そのトップテンですが、年代順には次の様な新語、流行語があげられていました。

◎85年「キャバクラ」
これは今でも使われているので、定着したということですね。

◎86年「亭主元気で留守がいい」
存在感希薄な夫なので、特に単身赴任の時は自らが言ってました、ハイ。

◎89年「セクシャル・ハラスメント」
ずいぶん前に話題になっていたんですね。今じゃ短縮した「セクハラ」で十分通用。
「携帯電話」が「ケータイ」となったような感じでしょうか。 
この言葉も年がら年中、目にするようになりましたが、その分事態は深刻化している
ということですね。

◎90年「オヤジギャル」
言葉の組み合わせのミスマッチ感がなんとも印象的でした。
でも、「ギャル」という言葉も今じゃほとんど耳にしませんね。

◎93年「サポーター」
サッカーファンから出た言葉なのでしょうが、「支援者」というより余程言いやすいかも。

◎94年「同情するならカネをくれ」
ドラマはみていませんが、安達祐実さんの有名なセリフでしたね。
一見何とも殺伐とした感じなのですが、いつの時代も起きてくる問題を提示していると思います。

◎95年「がんばろうKOBE」
阪神淡路大震災後の神戸復興の合言葉で、プロ野球オリックスの選手がつけていた
のを覚えています。そう言えば、この時はイチローがまだ大リーガーになる前でした。
今は楽天の選手による「がんばろう東北」ですが、東北の場合は原発事故による
放射線被害もからみゴールがなかなか見えないので深刻度も増しています。

◎95年「安全神話」
これは原子力発電所ぐらいかな、と思っていたら、JR北海道、食肉偽装表示と続き、
信頼性が揺らぎ、ホントに安全なのか、と疑念が解消されるヒマがありません。
福島第一原発事故以来、「根拠なき安全神話」には厳しい視線が注がれるように
なったんではないでしょうか。
元々は下記のような選出理由だそうです。

「阪神・淡路大震災、オウム事件などが続発した1995年、行政でも民間でも
“セキュリティ・システム”が何一つ機能していないことが明らかになった。
日本は「安全」との「神話」に寄りかかっていたことが原因で、抜本的な対策を
早急に立てることが求められている。」
(以上、新語・流行語大賞HPから引用)

「抜本的な対策」必要なことですが、20年近く経過しました。
果たして、講じられてきたんでしょうか。

◎96年「自分で自分をほめたい」
アトランタ五輪女子マラソンでメダルを穫った有森裕子さんの発した名言。
「自分で自分をほめる」という従来は、はしたない的感覚のネガティブなイメージを
彼女の苦闘して勝ち得た姿が軽やかに覆した感があります。
もっとも、今じゃ努力しても報われない場面を報道等で多く目にすると、
この言葉には自分を肯定的にとらえ、支える側面があるな、と改めて思います。
もっとも独りよがりにこれを乱用されるとこまるのですが。

◎06年「格差社会」
これは深刻化していくばかりのようで、できれば長きにわたって定着してくれるな、
と思ってしまいます。

改めて眺めてみると、どの言葉も当時の世相を反映した言葉だったな、と思いますが、
このほかにもトップテンにふさわしいと思える新語・流行語もあるのでしょうね。
対象が300人のアンケート結果ですから、難しいことは言いっこなしにしましょう。

12月2日には今年の発表が予定されているようです。
「アベノミクス」、「じぇじぇじぇ」、「今でしょ!」、「倍返し」、「お・も・て・な・し」、
「汚染水」あたりはリストアップされるてくるのかな。
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この記事を書きながら聴いていたのは写真のCD。
シナトラが80歳を迎えるに当たってリリースされたアルバムで、
70歳代のライブが集められています。
最後の「My Way」はパバロッティとのデュエット。
これはライブではなく、シナトラが先録りして後からパバロッティが録音したもの。珍しい。

<追記11.16>
スマホで見たらスペースをとったところが影響してエライ読みにくいので文頭を先詰めに修正。
そう言えば、新語・流行語の候補としては「TPP」も忘れちゃいけません。
最近米国がエゴ丸出しで日本の関税全廃を突きつけてきていますが、
参加に当たって先払いした自動車関税の件もあるので譲歩する必要なんてありません。


<追記12.3>
トップテンは「アベノミクス」、「今でしょ!」、「お・も・て・な・し」、「ご当地キャラ」、
「じぇじぇじぇ」、「特定秘密保護法」、「倍返し」、「PM2・5」、「ブラック企業」、
「ヘイトスピーチ」でしたが、昨日発表され、大賞には次の4つが選ばれました。

「じぇじぇじぇ」、「今でしょ!」、「倍返し」、「お・も・て・な・し」

他の用語が選ばれなかったというよりは、これらが抜きんでて
他がつけいる余地がなかったという感じですね。

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by capricciosam | 2013-11-14 23:16 | 時の移ろい | Comments(0)


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