演奏されたのは以下の曲。
1 ハイドン 弦楽四重奏曲第74番ト短調「騎士」 2 チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第1番ニ長調 3 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」 圧巻だったのは休憩後に演奏された3。 元々各楽章の主題が親しみやすく、第3楽章からは速いテンポが緊張感と興奮を もたらす構成となっており、腕の達者な奏者に演奏されたらたまらない魅力を発揮する。 一連のラズモフスキーの作品の中でもひときわ惹かれる作品。 ライナー・キュッヒルさんを中心としたアンサンブルはいささかの緩みも感じさせずに 演奏し終えたが、実に感興深いものがあった。しかし、それは単に技巧だけではない、 作品の肝を鷲づかみしたような迫力をともなっていた、とでも言えば良いのだろか。 鳴りやまぬ拍手に応えアンコールを。 4 モーツァルト 弦楽四重奏曲変ロ長調「狩」第4楽章 昨年はキュッヒルさんの存在感の強さが印象に残ったと記事の中で書いた。 もちろん相変わらず大きいのではあるが、今回はそれ程突出して感じることはなかった。 これは客席での聴く位置によるのかな。 2は有名な第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」にうっとり聴入っていましたが、 振り返ってみると実演で全曲通じて聴いたのは初めてでした。意外。 1は実演では2回目でしたが、古典らしい佇まいが素敵です。 空席はあまり目立たず入りとしては9割か。 <蛇足> PMFに室内楽コースが設置されて以来指導陣として参加していた東京クアルテット (2013年6月解散)の事実上の札幌でのラスト演奏会となったPMF2012年演奏会の プログラムと今回のプログラムは奇しくも1と3が同一でした。 <追記7.19> アンコール曲を間違って記載しました。訂正するとともに記事の一部を削除しました。
by capricciosam
| 2014-07-16 22:30
| 音楽
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