問題な日本語@大修館書店

◆ 「真っ退屈」!?治癒の道険し
 
 先週の木曜日にやった腰痛ですが、金曜日は休めない仕事が
 あったので出勤、おまけに残業。
 土日に休養をとればなんとかなると高を括って、とりあえず薬を
 飲んで、湿布して、ひたすらごろごろ寝ていた。要するに「安静」
 にしていた。
 怠惰な生活が招いたとは言え、天から与えられた休養、と都合
 良く解釈してはみたものの、いっこうに回復する兆しとてなく、
 回復の実感はせいぜい1割程度。
 それに薬もなくなってきたので、焦って病院へ。
 
 私「先生、依然不調です」
 医「まあ、数週間はかかるでしょうね」
 私「ほんとですかぁ!」
 医「まあ、痛い姿勢だけはとらないようにね
   ぼくもやっちゃってまだ痛いんだよ、痛っ!」 
 (ウソみたいですが、ホントの会話です)
 
 しかし、私の場合は腰をかがめることができないので、この段階
 ではまだ座ることもやっと。
 しょうがないので、またひたすら薬を飲んで、湿布して、腰痛体操
 に取り組んで、ひたすらごろごろ寝るばかり。
 ようやく、少し座っていられるようになって、これを書いています。
 ごろごろしていても退屈なので、退屈しのぎに買っては積んどいた
 本をまとめて読んでいました。ジャンルを問わない乱読です。
 
 「問題な日本語」も、その中の一冊。
 言葉は生き物、とはいうものの、時代に生きる人に使われるうちに、
 使われ方が変化している様は実に興味深い。
 その一例。
 その色の程度を強調する時に、「真」という接頭語をつけますが、
 思い当たる色と言えば、白黒赤青黄ぐらい。

 「真っ白」「真っ黒」「真っ赤」「真っ青」「真っ黄色」

 その他の色は日常では、まずお目にかからないはずなのですが、
 「真っ茶」なんて言い方も発生し始めたようです。
 本でも「茶髪」との関連を指摘していますが、私が思うにカテキン、
 缶茶ブームに見られる「お茶」への認識の高まりの延長上で
 「抹茶」という語調と結びついたものかなぁ、との感想を抱きました。
 この点はイラストでほのめかしてありましたが、共感を覚えました。
 
 その他にもいろいろあっておもしろいのですが、例えば「雰囲気」。
 これなんて読みますか?
 「ふんいき」ですよね、ところが、「ふいんき」と読む人が
 増えてきたのだそうです。
 本では、明らかな誤用としているものの「今後広く定着する可能性が
 全くないとは言い切れません」と指摘しています。
 「お騒がせ」を「おさがわせ」と言う例も同様のようです。
 でも「新しい」「山茶花」も「あらたしい」「さんざか」が本来のようなの
 に順序が入れ替わって、定着した例なのだそうです。
 これには正直ビックリしました。
 言葉は生きているんだなぁ、ということを改めて納得した一冊です。
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by capricciosam | 2005-07-13 19:19 | 読書 | Comments(0)


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