治癒の道険し②

まだ腰の筋肉に「しなやかさ」は取り戻せませんが、なんとか
腰痛ベルトをつけながらでも立ち上がって通常に近い動作を
できるようになりました。
ただし、腰を少し曲げてかがむことはとてもツライので依然
できません。
洗面するのも、洗面台の前でひざまづいてやっています。
それと、座っていて立ち上がったりすると、しばらく腰の筋肉
がギシギシと悲鳴をあげて、歩き方もぎこちない限りです。
やはり腰に「重み」を感じて、とても本調子とはいきません。
でも、今朝は久しぶりに布団をあげて少しすっきりしました。

ところで、腰痛で七転八倒している間に、知床が「世界遺産」
に登録になりました。
知床のほぼ手つかずの自然や雄大さは何にも代え難いもの
があると思うので、朗報と言って良いのでしょう。
道産子ですが、行ったことがあるのは2回だけ。
一回はドライブがてらの観光で、あと一回は三十代の時の登山。
この登山は、早朝斜里町側の登山口(木下小屋)から登って、
羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳、南岳、知円別岳、硫黄山を経て
硫黄山登山口に至る縦走でした。
当日は天候にも恵まれ、三ツ峰からはすれ違う登山者とてなく、
我々一行がヒグマがでないことを祈りながら、黙々と歩を進めて
いるだけでした。実際驚くくらいの静寂が支配していました。
硫黄山からの下山では、これまでの長丁場を振り返って、
嬉しさがこみ上げてきてたまりませんでした。それに、
凪いだ沖を漁船が長い航跡を残して進んでいる様をみていると、
緊張していた気持ちが一層ほぐれていく感じでした。
カムイワッカの湯の滝壷で入湯している人たちを眼下にして、
ようやく登山口に到着した時はもう日もだいぶ傾いていました。
「やっと着いたか」
登山口からはさらに車で移動し、めいめいが長距離を運転して
日もたっぷりと暮れて、もう寝ようかとう時間に自宅にたどり
着きました。
このコースはヤマケイのアルペンガイドでは健脚向けの
一泊二日コースとして紹介されていますが、我々一行は
日程もとれなかったため日帰りでやってしまったのでした。
今振り返ってもずいぶんクレイジーなことをやったものです。

「知床」というと私は必ずこの時の登山を懐かしく思い出します。
思い出の中では体力のあった頃の自分がいつまでも残って
いますが、時の過ぎゆく中で何も手を打たなかった体力は
正直でした。
これでも20代頃には腹筋が段々になってはっきりわかったのに、
今じゃあ触るとまるで手応えがなく、腰痛体操で5秒と同じ姿勢を
とれませんでした。すぐふるえがきます。
(別にアル中ではありません)
でも毎日少しずつやることで、
「おーっ、(腹筋の)手応えを感じる」
くらいになりましたから、この歳からでもある程度は復活できる
のかも…。まあ、遅すぎる、ということはないのかもしれないので、
がんばってみますか。
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by capricciosam | 2005-07-16 18:30 | 時の移ろい | Comments(2)
Commented by f16fightingfalcon at 2005-07-18 12:45
こんにちは、腰痛大変でしたね。私もまだ若い頃から腰に疲れがたまりやすく、疲れた時に急激な動きをすると本当に動けなくなることがありました。最近は水泳を定期的にやっているので滅多にそういう事はなくなりました。風邪もひかなくなった、って自慢していたのですが、金曜日から39℃の熱を出しこの3連休は寝て過ごしました。3連休の間だけ体調が悪いなんて、納得できません。
Commented by capricciosam at 2005-07-18 23:40
f16fightingfalconさん、コメントありがとうございます。
>3連休の間だけ体調が悪いなんて、納得できません。
まったくです。間の悪さとしては、最悪の部類ですよね。
>最近は水泳を定期的にやっているので滅多にそういう事はなくなりました
やはり、怠惰が一番悪そうですね、反省です。


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