PMF2005余録

いつもながら「今年の新酒の出来はどうかな?」と仕上がり具合が
楽しみになるPMFオーケストラですが、今年は名伯楽サンティ
おじさんの指導よろしく、これまででも出来の良いもののうちに
数えられるであろうことを確信させてもらえた。
その嬉しさのあまり某クラシックBBSへ駄文を書き込んだところ、
巡演した各地でも好評の声が聞こえてきて、ほっと胸をなで
おろしています。
感想をいただいた、GIACOMO、Dona nobis pacem、ドスト、
フェランド、ぐすたふ、ティオのみなさんには感謝しています。

脇道にそれますが、某クラシックBBSも圧倒的に東京発の情報が
多いようですが、日本各地では個性的な催しがいろいろ開催されて
いるようですから、あまりレスは期待せずとも各地からの発信をして
賑わいを形成していってはどうかな、と常々感じていて、時おり北から
発信させていただいていました。

北の都札幌で短期間の内に3名の指揮者によって鍛え上げられ、
仕込まれて、ニュアンスを教えられ、より旨口の新酒に仕上がった
ヌーボーが、道外の諸都市で巡演していくうちに熟成を重ねる、
そんなストーリーがぴったりなPMFオケ。
毎年道外でこんなにも楽しんでいただいているとは、つゆ知らず、
認識が甘かったですね。
これからもぜひ足を運んでください。

さて、地元の新聞・北海道新聞にサンティおじさんのインタビューが
掲載されていました。
PMFアカデミー生に触れての感想として、
「いっぱい仕事があると感じました。腕をまくって「さあ、やらなきゃ」
と思いましたね。」さらには、聴衆に感じてもらいたいこととして、
「ちゃんと練習すれば、若いオケでもこれだけいい音楽を奏でられる
ということ。札幌の皆さんにはPMFという場を毎年開くことに価値が
あること。文化は常にお金がかかるということを知ってほしい。」

そして私にとっての瞠目すべき極めつけの言葉は次の言葉でした。

「PMFは若い演奏家を教えることに情熱の持てない指導者は、
来るべき場所ではない、とも思いました。」


まさしく、教育音楽祭の本質を突いた至言です。
おじさんは教育音楽祭の「教育」の意義をよく掴んでいただいたのだ
と改めて思っています。
道理でよい仕上がり具合が楽しめた訳です。
やっぱり来年も期待しちゃいますね。
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by capricciosam | 2005-08-05 22:19 | 音楽 | Comments(2)
Commented by f16fightingfalcon at 2005-08-06 22:21
こんばんわ。PMFって確かバーンスタインが最晩年に来て指導していましたよね。何かでリハーサルを見たことがありますが、相当つらそうにされていたのが痛々しかったです。
茨城には水戸芸術館などありますが、コンサートなど、やはり東京まで行く感覚ですね。コンサートホールなどはあちこちに出来ていますが、なかなか良い使い方が出来ていないようです。札幌が羨ましいですね。
Commented by capricciosam at 2005-08-07 15:27
> f16fightingfalconさん、コメントありがとうございます。
>バーンスタインが最晩年に来て指導していましたよね
PMFはバーンスタインの提唱で開始されましたし、実際札幌で演奏会も指揮しています。ただ、東京の演奏会は体調が悪化して途中キャンセルになって帰国し、10月14日NYの自宅で死去しました。札幌に現れてから、わずか4ヶ月後のことでした。
>コンサートホールなどはあちこちに出来ていますが、なかなか良い使  い方が出来ていないようです
やはり音楽専用ホールは地元にオケがいて、演奏会が頻繁に開かれている状況が望ましいでしょうね。


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