モザイク・カルテット第一夜@六花亭札幌本店ふきのとうホール2015

【プログラム】

1 ハイドン 弦楽四重奏曲ヘ長調作品77-2
2 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲変ホ長調作品127

演奏会の話の前にチケット購入に至る経過を少し。
毎年7月はPMFがあるので一年でも足繁く演奏会に通う月なのですが、
今年は六花亭が札幌本店新築にあわせ小ホール「ふきのとうホール」を併設し、
7月にほぼ毎日《オープニング・フェスティバル》として室内楽演奏会を
開催するという、ファンにとってはスペシャルな年となりました。
しかも、出演者は渋いラインナップで、どの演奏会も魅力的。
チケットは今年1月9日から全店舗で発売されたのですが、
3月までは新年度の予定が立たないため買いたくても買えず、
たまに店頭で「完売御礼」「残りわずかです」の確認をしては内心焦っていました。
4月になって、ようやく購入できた時は1回分押さえるのがやっと。
しかも、お目当ての候補のひとつだっただけにようやく安堵できたという次第です。

モザイク・カルテットは指揮者ニコラウス・アーノンクールが率いる
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(以下、「CMW」という。)のメンバーや
ソリストから結成されているオリジナル楽器による弦楽四重奏団です。
CMWはアーノンクール指揮で2006年に札幌公演を行っていますが、
これまでKitaraで聴いた演奏会の中でも忘れられないもののひとつです。
(あの時がアーノンクールの来日公演としては最後だったのではないかな。)
カルテットメンバーのうちヴァイオリンのお二人はその時の来日メンバーです。

普段耳にするモダン楽器に比べ、オリジナル楽器の響きというのは
奏法と相俟ってなのか、その素朴さ故に魂をわしづかみされるがごとき
思いが多々あります。作曲された当時の演奏とも言われますが、
なかなか魅力的であることは間違いありません。
今回も第一ヴァイオリンのエーリッヒ・ヘーバルト(CMWのコンマス)さんの
リードのもと緊密にして豊かな音が弛緩することのなく1の冒頭から
続きます。2は曲本来が秘めている内省的な雰囲気を実に的確に表現する
ことに驚嘆していました。見事なアンサンブル。
CMWの時にも思ったのですが、思わず「パーフェクト!」と言いたくなります。

鳴りやまぬ拍手にアンコールを一曲。
曲名は掲示されたのかもしれないのですが、終演後のエレベーターを待つ
ロビーの混雑を避けて階段で下りたため確認できず。

ほぼ満席。チケット完売とはいうものの、空席がチラホラ。う~ん、もったいない。
ホールはよく響きます。twitterで引用したギタリストの福田進一さん(7/15日
公演済み)も「室内楽専用としては最高の音響!」とおっしゃっています。
道内で座席数200席規模で音響の良いホールと言えば、奈井江町文化ホール
ぐらいしか体験(しかも福田進一さんのリサイタルでした)していないのですが、
それに匹敵する小ホールが札幌市内に誕生したことを喜びたい。

<追加>
6階のふきのとうホールに向かおうと1階エレベーター前に立ったら、
「5階で降りてください」との案内板があり、それに従い降りてみると、
坂本直行さんの原画を展示してあるギャラリーを使ってショートケーキ
(3種類)とコーヒーのもてなしが用意されていました。
それもプチケーキではありません。店頭での販売サイズですから、ビックリ。
さすが、六花亭。

休憩も15分と案内があったのですが、結局25分経過。
休憩中は5階に降りなかったので、ひょっとしたらおもてなしは続いたのか、
それともトイレの混雑だったのかは不明です。

座席はゆったりとしており、Kitaraより前列との空間にゆとりがあります。
しかし、ステージの位置がそれほど高くないのと、座席が前列座席と重なるので
長身の人が前に座るとステージは見えにくくなる恐れもありますね。
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<追記7.30>
文意の通じにくいところがあるので加筆修正しました。

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by capricciosam | 2015-07-28 23:18 | 音楽 | Comments(0)


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