東京都交響楽団札幌特別公演@Kitara2015

【プログラム】

1 外山雄三 管弦楽のためのラプソディー
2 ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー
3 ドヴォルザーク 交響曲第8番ト長調

2年ぶりの東京都交響楽団(以下「都響」という。)演奏会は名曲コンサート。
また、指揮の下野竜也さんは札響定期演奏会でも聴いているが、
明快な指揮ぶりで、オケの力を存分に引き出す方だなと感心していたが
選曲がやや凝りすぎで、例えるなら「変化球」が多いなとの印象が強かった。
それで、昨年の感想にいわゆる名曲も含む「直球」でも聴いてみたいと書いたが、
今回のプログラムは絶好の機会となった。

1では金管楽器奏者が拍子木を一斉に叩くと大ホールに乾いた音が充ちる。
所有しているNAXOSのCDも都響なのだが、迫力が数段違う。新鮮。
おてもやんを終えて尺八か、と思った音色はフルートが奏でていたが、うまいね。
各パートのうまさと合奏しても音の鮮明さが失われない都響サウンドに早くもブラボーが。
この曲もCDよりもライブが数段楽しい。

2のソリストは小曽根真さん。
本来はジャズピアニストだが、近年クラシック曲での出演も積極的なようで
ウィングを広げられている印象が強い。
PMFオーケストラとの協演で聞いた時は、カデンツァの最中にケータイが鳴る
事故
があったにもかかわらず、その着メロのメロディをすかさずアドリブで
取り入れて何事もなかったかのように演奏を続けられるという離れ業を目撃したが、
さすが即興に強いジャズ畑の人だな、と感心した覚えがある。

今回演奏された2は本来の演奏時間は17分程度だが、今回は30分以上に及んだ。
ソリストのアドリブが随所に入り、10分ほど延長された訳だが、
小曽根さんのJAZZ心あふれる切れの良いアドリブは聞いていて痛快な気分になり、
わくわくする気持ちが湧いてきた。演奏を終えるとオケからも盛大な拍手が送られていた。
鳴りやまぬ拍手に応えてアンコールを1曲。

小曽根真 Reborn

3は今回の期待値が一番高かったのですが、下野さんも緩急を自在につけながら
都響の引き締まったクリアな音色を活かした生気に満ちたドヴォ8を聴かせてくれました。
この直球はストライクゾーンど真ん中でした。
改めて下野さんと都響のポテンシャルの高さを感じる好演だったが、
都響の中では管楽器群のうまさが特に印象に残った。

終演後はほぼ満席の会場からの盛大な拍手に応えて、下野さんがマイクを持って登場。
ヴァイオリン、ホルン、打楽器、トロンボーンの道産子団員4名を紹介した後、
「またぜひお越しください。」と挨拶されましたが、ぜひ再来札を期待したいところです。
「私の話で終えては締まらないのでアンコールを一曲」とおっしゃってアンコールを。

ドヴォルザーク スラブ舞曲第15番作品72-7

記録およびインターネット配信用に録画されていたが、YouTube都響公式チャンネルで
公開を予定しているようです。
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by capricciosam | 2015-09-13 20:42 | 音楽 | Comments(0)


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