新日本フィルハーモニー交響楽団演奏会@すみだトリフォニーホール2016

【プログラム】

1 モーツァルト 交響曲第38番ニ長調「プラハ」
2 J・S・バッハ ピアノ協奏曲第1番ニ短調
3 シューマン 交響曲第3番変ホ長調「ライン」

東京にある音楽専用ホールではいくつかのホールで演奏を聴いてはいるが、
墨田区錦糸町の「すみだトリフォニーホール」は初めてだった。
新日本フィルハーモニー交響楽団(以下「新日本フィル」という。)が本拠としている
ので、ここで聴くなら新日本フィルでと思っていた。
それだけ今回は良い機会だった。旅の日程の都合上、聴いたのは定期演奏会ではなく
「新クラシックへの扉」という名曲(?)コンサートの昼公演だった。

実はクラシックの演奏会に足を運ぶ前、地元の札響以上に新日本フィルはN響とともに
身近なオケだった。ともに共通するのはTV放送である。
新日本フィルは「オーケストラがやってきた」のレギュラーとして毎回のように出演して、
クラシック入門当時に「オーケストラって凄い!」と思わせてくれたものだ。
実演は東京で以前1回聴いていたので今回で2回目となる。

有力オーケストラひしめく在京オケの中で新日本フィルがどのような評価を得ているのか
まったく知らないのだが、安定したアンサンブルでどの曲も楽々弾きこなしているような
印象が残った。うまいね。また、今春札響から移籍されたオーボエ首席の金子さんが
出演されていればなお良しだったが、これは空振り。仕方ありません。
(入場する時、オケの奏者配置図に奏者名が記された用紙が配布された。
初めて見ましたが、事務局の手間はかかるでしょうが、楽しいアイデアですね。)

指揮者はダンカン・ワード、ソリストはフランチェスコ・トリスターノ。
ともに若く、きっと伸び盛りなのでしょう。
指揮者は1、3を暗譜で振り、かつ1は指揮棒なしだった。
メインとなる3も素晴らしかったが、音楽が活き活きと伸びやかに聞こえたのは1だった。
拍手に応えてアンコールを1曲。

バルトーク ルーマニア民族舞曲。

実はプログラムを見た時、強い興味を引かれたのは2。
「バッハにこんな協奏曲あったっけ」みたいな疑問が湧いたが手がかりはなく、
当日のプログラムでヴァイオリン協奏曲第1番のピアノ版だと判り、
一気に肩の力も抜けた。こういうソロ楽器の置き換え版は
札響定期のブラームスピアノ協奏曲第3番以来2回目となったが、
合奏する時ソロの旋律が弱く、時にはソロがオケの音にかき消されることも多く
あまり楽しめないまま終わったのは残念だった。
2回しか聴いてないので断定することは避けたいが、小生はこういう
「置き換え」型であまり楽しめるタイプではないようだ。
ソリストがアンコールを1曲。

フランチェスコ・トリスターノ ラ・フランシスカーナ

クラシック以外にもウィングを拡げているようで、はじめバッハかと思ったら
ジャズぽくなり、これはこれで楽しい。

落ち着いた色調で統一されたシューボックススタイルの大ホール3階席
ほぼ正面で聴いた。この位置だとホールの空間一杯に音が満たされているとは
あまり感じられず、残響も十分とは思うもののもう少しあればなお良しとの
印象が残った。いずこのホールも同様だろうが、席が違えば印象も異なろう
というものだ。

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<追記5.26>一部加筆、修正しました。


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by capricciosam | 2016-05-23 20:48 | 音楽 | Comments(0)


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