に比べ、第5番が95回と多いのは、この曲がいかに愛されているかを反映している のだろう。運命の主題による循環形式を採り、ほの暗さと愛らしさと輝かしさを 併せ持つ作品としての魅力はチャイコフスキーの想像を越えていたのかもしれない。 していたようだ。第1楽章では音楽が止まるのではと思われるぎりぎりまでテンポを 落としつつ音を明瞭に響かせるが、無機的で何の感情もこもらない演奏でもなく、 音楽として停滞している訳でもない。逆に情感豊かでカンタビーレが溢れているように 聞こえたのだが、これは全楽章を聴き終えても同様。 とする場合もあるが、エリシュカさんはここでも休憩をとる。実際の演奏は途絶えるが、 さりとて最後の雄渾なフィナーレが割り引かれる訳でもない。 むしろ、楽章ごとに気迫溢れた指揮により札響から引き出される音楽の素晴らしさが 脳内で流れを途絶えさせずにいたようだ。 と想像していた。 ありがたいことだ。そんな全国的に注目を浴びるエリシュカ&札響&Kitaraを 地元として享受できることは改めて幸いなことと思う。
by capricciosam
| 2016-10-15 20:12
| 音楽
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