ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団@KItara2017

【プログラム】

1 コネソン フラメンシュリフト(炎の言葉)
2 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
e リスト 巡礼の年「ヴェネツィアとナポリ」(第2年補遺) カンツォーネ
3 ドビュッシー 交響詩「海」
4 ラヴェル ボレロ
e ビゼー 「アルルの女」より ファランドール

訪日するオーケストラの中でもベルギーは珍しいと思うのだが、実演に接するのは
今回で2回目となる。1回目は2005年のロイヤル・フランダース・フィルだった。
この時は指揮が古楽の鬼才と言われたフィリップ・ヘレヴェッヘで、指揮者目当てで
足を運んだのだが、オケの技量も高く感じられず、かつ中途半端な感じの演奏で、
国内オケを聴いてるほうがましと思うくらい、がっかり感が残ったものだった。

そんな前例があったので今回もオケ自体には少々懐疑的だったが、
指揮者のステファヌ・ドゥネーブ(以下「ドゥネーブさん」という。)が
フィラデルフィア管弦楽団の首席客演指揮者ということから興味が湧いて聴きに行った。
(来札前の日本ツァー中にセントルイス交響楽団の音楽監督就任が発表された)
オケはロイヤル・フランダース・フィルより数段上手く、バランスの良い響きだった。

1は作品として何やらつかみどころがないまま終わってしまった感じだ。
拍手に応えてドゥネーブさんが楽譜を持ち上げていた。

2はオケと対峙するはずのソリストの響きが総体的に弱く、時にはオケに埋没している
ようで楽しめずに終わった。

3は5月札響定期でホリガーさんの手で目の覚めるような演奏を聴いたばかりだったが、
それにもっと艶やかさを加えたような響きは魅力的だった。

4は終わると大ホールも拍手喝采だった。うまくまとめてあったとは思うものの、
個人的には出だしの小太鼓の素気なさが興を削ぎ、終わるまで回復することはなかった。
もっとニュアンスに富んだ小太鼓は札響で聴いている。

ドゥネーブさんが挨拶した時に結構日本語がなめらかだったが、
配布されたパンフレットを見ると17歳の時サイトウ・キネン・フェステイバルで
小澤さんのアシスタントを務めた経験があるんだね。
LAブロック、RAブロックのPブロック寄りの約半分とPブロックのパイプオルガンの
両サイドを販売しない変則的なスタイルだった。客入りは8割程度か。


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by capricciosam | 2017-06-20 23:57 | 音楽 | Comments(0)


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