【プログラム】 1 ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」序曲 2 プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より"私のお父さん" 3 プッチーニ 歌劇「修道女アンジェリカ」より"母もなしに" 4 プッチーニ 交響的序曲 5 プッチーニ 歌劇「トスカ」より"歌に生き、恋に生き" 6 プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」より"ある晴れた日に" 7 ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲 8 レスピーギ 交響詩「ローマの松」 e ロッシーニ 歌劇「ウィリアム・テル」序曲よりスイス軍の行進 指揮:アンドレアス・バッティストーニ ソプラノ:木下美穂子 来年10月開場する札幌文化芸術劇場のこけら落とし公演はヴェルディの歌劇「アイーダ」 で、アンドレア・バッティストーニ(以下「バッティストーニ」という。)指揮札響が ピットに入ることが決定している。両者に加え、当日出演する木下美穂子さんも加わった 特別演奏会がプレ・イベントとして開催された。 驚いたことに、バッティストーニは全曲暗譜。 全身を使い緩急、強弱を自在に付けて指揮するが、生み出される音楽のなんと魅力的で 活き活きとしていることか。基本的にテンポが速いためまるでスポーツカーでドライブ しているかのような疾走感と躍動感が伝わってくる。 かといって歌心まで置き去りにしている訳ではないから驚く。 札響をドライブして、ここまで爽快感あふれる音を引っ張り出した指揮者はこれまで 体験したことがなかった。今まで聴いたイタリア人指揮者のムーティ、サンティ、 ルイージとはまったくタイプの異なる、異色の存在だろう。 素直な感動と興奮が残った演奏会として語り継がれるのではないか。 当日客演された方が「ヘロヘロ」とつぶやいているのを目にしたが、 札響団員もエネルギー消費が激しかったのではないか。バッティストーニが 首席指揮者を務める東京フィルハーモニー管弦楽団の演奏会はどうなんだろうか、 と俄然興味が湧いた。 また、当日ダブルキャストでアイーダを演じられる予定の木下さんの歌唱も素敵で、 中でもトスカは絶品だった。会場からの拍手が一段と大きくなった。 いやはやものすごい熱量溢れる演奏会だった。 終演後のサイン会は長蛇の列だし、出待ちして一目見ようとする人で黒山のひとだかり。 プレ・イベントは大成功だったのではないか。 「アイーダ」を予習しなくては。 夜公演。チケット完売だけにほぼ満席。
by capricciosam
| 2017-09-15 23:58
| 音楽
|
by capricciosam
お気に入りブログ
佐々木譲の散歩地図 代々木よもやま クリオネのひとり言 ちょっと休憩中。。。 falcon's eye 馬耳Tong Poo 盲導犬アイデンとの日記 ... Chocolates 虹の彼方のひとりごと お気に入り続き
◆道内在住の作家
2010年直木賞受賞 佐々木譲資料館 ◆札幌在住8年、 2007年秋京都へ 2014年木更津へ 志水辰夫めもらんだむ ◆「蔵吉」さんのブログ メニューはクラシックCDア・ラ・カルト ◆「ぼくてき」さんのブログ 昭和30's生まれの普通の日々 ◆「むぎ」さんのブログ さや すか くちん ブログパーツ
最新のトラックバック
カテゴリ
以前の記事
タグ
その他のジャンル
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||