オッコ・カム&札響@小樽市民会館2005

フィンランドを代表する指揮者で、10月初旬から来日して、
大阪、東京で振って、ラストは月末の札響定期演奏会。
シベリウスの2番を初めて耳にした経験は、この指揮者と
ベルリンフィルによるレコードでした。
それ以来チャンスがあれば、ぜひ実演に接したいと思っていました。
でも定期はオールシベリウスプロなんですが、どうもシベリウスは
食わず嫌い傾向があって今回はパスしようか、と思っていたら、
なんと大穴がありました。それは、
10/26の「ほくでんファミリーコンサート
曲目はフィンランディア、カレリア、交響曲第2番他。
これだけ揃えて、しかも整理券(無料)。
そのかわり平日の小樽行きなので、昨夜は結構ハードでした。

一曲目のフィンランディアがいつもの耳慣れた曲の運び
ではなく、例えて言うならアクセントの置き所が異なる運び方で
やや快速気味にさらっと終わったのは、また新鮮でした。
これは三曲目のカレリア組曲でも同様の感じを受けました。
カム氏は妙なアゴーギクもなく、正攻法な音づくりの印象。
二曲目のアンダンテ・フェスティーヴォは優雅さを感じさせる
弦楽合奏曲で、これは初耳の曲。いい感じの曲ですね。
四曲目の交響曲第二番はシベリウスを代表する曲。
これは管弦一体となったなかなかの熱演でした。
札響は元々シベリウスは得意というのが少し実感できました。
しかし、当夜のベストはアンコールの「悲しきワルツ」です。
これには魅了されました。うっとりです。
これは定期も期待できるのではないでしょうか。
シベリウス入門用としてはうってつけのプログラムでしたが、
公開放送用なので、これだけやっても一時間半ちょっとでした。
余韻を楽しむ余裕はありませんが、あまり疲れずこんな感じも
よいものですね。

ただ、惜しむらくは市民会館の音が残響がほとんどないデッド
でドライな感じなため、せっかくの熱演が生かし切れなかった
のではなかったか、という点。
まあ、年数の経った多目的ホールでは致し方ないのでしょうが、
最近はkitaraの豊かな残響でオケの音を耳にするせいか、
正直やや苦痛でした。今夜のプロをそっくりkitaraで聴けたら、
という思いが残りました。ちょっと耳もぜいたくになったかな。

■札響の定期はこちらをごらんください。

写真のCDはバルビローリ&ハレ管の交響曲2番
c0007388_085519.jpg

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by capricciosam | 2005-10-27 23:55 | 音楽 | Comments(4)
Commented by f16fightingfalcon at 2005-10-31 00:20
私もこの曲、カム/ベルリンフィルのレコードで初めて聞きました。それ以来、シベリウス大好きで、いろんな演奏を聴いています。今はラトルの演奏が一番気に入っているのですが、まだ実演を聞いた事がないので、機会があったら行ってみようと思っています。
Commented by capricciosam at 2005-10-31 20:18
>f16fightingfalconさん、コメントありがとうございます。
>私もこの曲、カム/ベルリンフィルのレコードで初めて聞きました
別のブログでも同じ事をおっしゃっている方がいましたので、結構入門編としてはこのレコードはポピュラーだったのかもしれませんね。
Commented by yoyogi39 at 2005-11-05 10:07
TBありがとうございます。私も整理券もらって、小樽行きたかった人です。当日の様子がわかってうれしいです。
Commented by capricciosam at 2005-11-05 19:39
> yoyogi39さん、コメントありがとうございます。
>当日の様子がわかってうれしいです。
つたない文章ですが、お役に立ててなによりです。なんでも今回の日本ツアーではシベリウスの2番はやらない、とカムは言っていたそうですから、貴重な体験となったようです。


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