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ミノルタの退場

連日降り続く雪は、昨年暮れの雪が降りそうで降らなかった頃の
「雪が降ってほっとした」なんて気分をすっかり遠のかせてくれました。
一階の窓もちらほら隠れそうないきおいです。
まあ、よう降ります。

なんて日常に追われていたら、先日の「ライブドアショック」の
発生です。驚きましたが、素人には唐突すぎてよくわかりません。
時間も経ってマスコミの解説もわかりやすくなってきましたが、
要は「ホリエモンの違法か違法の疑いのある自作自演劇」
ということなのでしょうか。
彼の拝金主義的発想には共感できないのですが、
発想的にブレークスルーしていくところは、ある意味
時代の閉塞感をうち破る一人かな、と期待していました。
童話のカエルのようにならなければ良いのですが。

でも、それに連動した東京証券取引所の取扱い中止が
事態としてはより深刻だなぁ、と思いました。
昨年の2度のトラブルに引き続きまたもやですから、
世界的な信頼の失墜が景気回復や長期的な日本の位置づけに
悪影響を及ぼさなければよいなぁ、と素人ながら考えます。
それにしてもシステムの破綻に備えた対策がお粗末だった、
としか言いようがないですね。
またシステム自体の瑕疵はゼロになったのでしょうか、心配。

ところで一番驚いたのは、扱いとしては小さいのですが、
コニカミノルタがカメラ・フィルム事業から撤退
というニュースでした。
先日のニコンのニュースは規模の縮小で、
まだ若干の救いがあったのですが、
こんどは完全撤退ですから衝撃が違いました。
当時、一眼レフカメラに興味が湧いてきた頃で、
オートフォーカスカメラの出現は、個人的にはうってつけでした。
当時のベストセラーであるミノルタα-7000を大枚投じて
買ったものでした。
ミノルタの退場_c0007388_2303322.jpg

ほんとに、これでよく撮りました。
今では調子もイマイチなのですが、それでも
なかなか手放せません。
そんな私でさえ、今じゃデジカメかカメラ付きケータイ
ぐらいしか扱わないのですから、間接的にしろ
退場に一役買ってしまった訳です。
身勝手なものですが、さびしい限りです。

雪に埋もれている間にも世間では驚くような事が起きます。
by capricciosam | 2006-01-19 23:26 | 時の移ろい


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