思わぬ歌声

コーヒーを飲んでいたら、ある席の前に店員が整列しだした。
「あれ、何がはじまるんだ?」

お客の前には小さなケーキが置かれ、乗っかっている
一本のローソクには炎がゆらめいている。
整列していた店員の一人がお客になにやら話していたが、
話終えると、次に呼吸を合わせて突如として歌い始めた。

ハッピー・バースディ・トゥ・ユー
ハッピー・バースディ・トゥ・ユー
ハッピー・バースディ・ディア○○ちゃん
ハッピー・バースディ・トゥ・ユー

店内のお客は一斉にそちらを注目していたのだが、
店員が歌い終えると、店内から一斉に拍手がわき起こった。
そして、店員は一礼してまたもとの仕事に戻っていき、
店内には、もとのほどよいくつろぎの時が流れだした。

あとで歌っていた店員のお一人が我がテーブルに
来た時に聞いたところによると、
その日が誕生日のお客へのサービスとのこと。

「どのお店でもやっているのですか?」
「いいえ、市内では当店とあと一店だけです」

「合唱部のようなものがあるのですか?」
「いいえ、でも毎朝練習はします」

実はお店にいた約一時間の間に3回も!目撃してしまった。
「いつもこんなにあるのですか?」
「ちょっと多い方ですね」
私は初めて見たのですが、割と有名なのかもしれません。

ちょっと春めいてきた天気にふさわしい微笑ましい光景でした。
店員の皆様お疲れさまでした。
午後のひととき、コーヒーがより一層おいしく感じられました。

この話、六○亭の札幌市内のあるお店でのことです。
誕生日を証明するものが必要なことは言うまでもありません。(^^)
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by capricciosam | 2006-03-04 21:21 | 時の移ろい | Comments(0)


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