coup de baguette 3rd Concert@札幌教育文化会館

クー・ドゥ・バゲット
フランス語で「魔法の杖の一振り」という意味(公演パンフより)
の打楽器アンサンブルの第3回定期公演に行って来ました。
第1回の旗揚げ公演以来です。

プロは札響前首席打楽器奏者の真貝裕司さんだけで、
あとは二十歳前後のアマチュア男女12名のグループです。
打楽器だけでは、どうしてもリズム主体で単調になるのでは、
とついつい思ってしまうのですが、
どっこい、実におもしろいのです、これが。

一曲目の打楽器7重奏のための「ザ・ビック・デッパー」は、
いわばウェルカム・ドリンク。これで楽しくくつろぎ、次の
「オレカマ」へ。なんでも「おれにかまうな」の略らしいのですが、
カウベル、ボンゴ・コンガが民族音楽らしい響きを紡ぎます。
一転して「ストゥーバーニック」「ムドラ」ではこの若いグループの
実力が高度なアンサンブルとなって披露されていき、
思わず身を乗り出してしまいます。
前者では一台のマリンバを三人の奏者で演奏するのですが、
鍵盤以外にも側板や共鳴管を打って演奏する場面が、まるで
クレージーやドリフのコントのよう。(^^)
視覚的にも見せますが、アンサンブルに乱れは感じさせません。
ムドラでは真貝さんの実に正確無比な小太鼓ソロに圧倒されますが、
脇を固める若いメンバーのアンサンブルも見事です。
休憩後、彩~二台のマリンバと二人の打楽器奏者のための、では
マリンバが幻想的な四季の移ろいを感じさせます。
当夜一番印象深かった曲でした。
この後は、真貝さんのカスタネットソロ(これがうまい!)が加わって
ファリャのスペイン舞曲と火祭りの踊り。
やはりカスタネットが加わることで、ぐっとスペインらしさを感じます。
ラストは全員でホルストの惑星から「火星」「木星」。
打楽器だけで、あの分厚いオケの響きを表せるのだろうか、との
懸念は見事にうち砕かれて、実に見事な大団円でした。
アンコールでは全員お揃いのTシャツになり、ウィリアム・テル序曲と
レズギンカが披露されて、楽しくお開きとなりました。

演奏自体も尻上がりに好調になり、飽きさせないだけの実力が
着実にこのグループに蓄積されてきていることを感じさせる
一夜でした。さらに精進を重ねて頂きたいものです。
定期公演は年一回のようですが、早くも次回が楽しみです。

■クー・ドゥ・バゲットのHPはこちらです。
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by capricciosam | 2006-03-27 06:54 | 音楽 | Comments(0)


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