ラ・プティット・バンド@Kitara

久しぶりの更新は久しぶりの古楽演奏会です。(^^)
オール・バッハのプログラムも親しみやすかったのですが、
S・クイケンさん以下のメンバーのフレンドリーな
ステージマナーも見ていて好感の持てるものでした。

モダン楽器の鳴りに鳴る演奏に慣れ親しんでいると、
古楽の響きには物足りなさを感じる場合もあるのですが、
今回は演奏そのものは、ひとりひとりの技量の確かさに加え、
合奏も申し分なく、親しみやすく、十分堪能できるものでした。
ただ、この編成では音量的には大ホール向きではなく、
小ホールならもっと効果的なように思いました。
どうしても音が十分響かず籠もりがちな傾向がありました。
販売しなかったらしい3皆席以外も、これまでKitaraで
聴いた古楽演奏会の中ではよく入っていたようでした。
小ホールなら十分満席でしたね。

今回の注目は、バッハが生前記述しながら、いつしか
忘れ去られて、楽器の形がどんなものか不明な楽器の
ひとつである「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」が登場する
ことでした。「肩に乗せて弾くチェロ」とは?興味津々です。

1曲目の「2つのヴァイオリンのための協奏曲」は、
やや遅めのテンポで開始されました。
S・クイケンさんは、この時はヴァイオリンですが、
他のメンバーが、その楽器を弾いています。
なるほど、肩に乗せて弾くチェロ、です。
大きさはビオラとチェロの中間ぐらいですが、肩ヒモを
かけて、ギターのように抱えながら、それを弓で弾く
訳です。チェロと同じパートを弾いているようでしたが、
合奏する中では、特有の音らしきものはわかりません
でした。まあ、ソロでもない限り、素人には無理なんで
しょうね。
2曲目のブランデンブルグ協奏曲第5番や4曲目の
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ではS・クイケン
さんが、この楽器を弾いていました。
前かがみ気味に弾く姿はちょっとユーモラスで、ひとり
うけしていました。

アンコールに最後のブランデンブルグ協奏曲第4番の
第三楽章を演奏していただき、お開きとなりましたが、
心がほっとするようなよいひとときでした。

◆ヴィオロンチェロ・ダ・スパラについてはこちらをご覧ください。 
 どうやら寺神戸亮さんもこの楽器に挑戦されるようです。 
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by capricciosam | 2006-05-20 06:09 | 音楽 | Comments(2)
Commented by ちょろきゅ at 2006-05-23 11:35 x
ラ・プティット・バンド良かったですよねー。
ただやっぱりハコが大きすぎたのは残念でしたね。

violoncello da spallaは面白かったですね。はじめて見ました。
音の響きはサムディさんに同じくよくわかりませんでしたが、なんだかとても演奏しづらそうで・・・・・。(笑)

リンクの説明読んでみました。昔はヴィオラやヴァイオリン・チェロなどそれぞれの楽器がはっきりと違う楽器として区別されていなかったのでしょうね。(ぜんぶ大きいヴィオラとか小さいヴィオラといったふうにヴィオラの仲間として大きくくくられたいたような・・・・)

それにしてもバッハやあの時代の古楽の演奏って癒されますね。
本当に良いものを聴けてよかった。
Commented by capricciosam at 2006-05-23 22:48
>ちょろきゅ さん、コメントありがとうございます。
>ただやっぱりハコが大きすぎたのは残念でしたね。
ほんと、小ホールで聴きたかったなぁ、というのが偽わざるところです。
>それにしてもバッハやあの時代の古楽の演奏って癒されますね。
そうでね、まさしく「癒し」系ですね。じわ~っと暖まる感じでした。


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