健康被害

今朝のニュースで9.11当時救出に当たっていた多くの人たちが
深刻な健康被害に陥っているという実態が、米国内で問題と
なっていることが報じられていた。
当時、2棟の高層ビルの残骸のもたらす塵、埃が
摩天楼の間に猛烈ないきおいで吹き上がり、しばらく
漂っていたことをTVの中継で見たことを思い出す。
相当な量であったことは間違いない。
主に発ガン性のあるアスベスト等の吸引による呼吸障害で、
塵や埃が収まらない内に活動していたことで、短期間に
多量に吸ったことによるのだろう。
事件後、呼吸量が低下して仕事を続行することが困難となって
一年で失職した元警察官は次のように証言する。

「このような事件が発生しても英雄的に救出に当たる
人はもういないだろう」

特に、瓦礫の撤去作業に当たっていた労働者の多くは
低所得層の移民で、健康が時間の経過とともに深刻な状態に
陥っているのは気の毒としか言いようがない。
被害者たちは国家による救済を求めているが、
もっともなことだと思う。

これとてあの日テロが発生しなかったなら、これらの人たちの
多くも健康を損なうことなく日常を、人生を送っただろう、と考えると、
やはり「テロがなかったなら…」と考えざるを得ない。

つい最近も英国でテロを計画した者たちが逮捕された
ことが報じられていた。
まだまだテロを企てる者たちの活動は衰えていないようだ。
ついつい遠い彼地のことのようだが、およそ想像もつかない
ところで非日常的な事態がいつ勃発するか、他人事ではない
のかもしれない。
そういえば日本だって「地下鉄サリン事件」があった。
最近も代議士宅への放火があった。

時の経つのは早いものだ。
日常に追われているうちに記憶がどんどん風化していく。
しかし、テロの災禍は忘れてはならない。
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by capricciosam | 2006-09-11 20:22 | 時の移ろい | Comments(0)


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