エリック・クラプトンJAPAN TOUR 2006@札幌ドーム

昨夜、ドームの帰りにラジオを入れると、突然charの声が流れてきた。
彼がゲストでインタビューされているようで、十代のアマチュア当時に
渋谷辺りのライブハウスでプロのバンドに飛び入りしては、彼の言葉で
言うところの「(プロのバンドを)つぶしていった」(自慢)話をしていた。
当時、よく真似たのがクリームらしく「ホワイト・ルーム」が流れてきた。
インタビュアーが、当然のごとくクリームつながりで、ちょうど日本ツアー
真っ最中のクラプトンを取り上げて、一番影響を受けたんじゃないの、
としつこく迫っていたが、char本人は否定はしないまでも、
ジェフ・ベック等を挙げながら、決してそうだとは断言しなかった。
まあ、この辺の噛み合わせの悪さは、どうでも良いのだが、
たとえ偶然とは言え、たった今ライブで聴いてきたクラプトンの話が
出てくるとは、随分不思議なタイミングだなぁ、とついさっきまでの
会場の熱気を思い出していた。

決してコアなロックファンではないのだが、この歳まで生きてくると、
まるで雷にでも打たれたように、一発でとりこになったロックの曲もある。
クラプトンでは「レイラ」。
恐らく初めて聞いたのは、あのアルバムが発売されたずっと後だった
のだろうが、ラジオから流れたあのイントロから完璧にノックアウト
されてしまった。「なんていうんだ、この曲!?」
以来「いつかこの曲をクラプトンで生で聴けたら」との思いがあった。

今回はクラプトンも含めたトリプルギターということもあって、
関心はあったのだが、「レイラ」が必ず演奏される保障はないしなぁ、
と躊躇していた。ところが、ツアー初日で演奏されたということがわかり、
「それじゃあ」と行くことにした。
ロックのコンサートは実に20年以上ぶり。

さて、コンサートでは、クラプトンが2時間以上ほぼ休みなしに、
アンコール(多分「クロスロード」、自信なし)含めて17~18曲を、
弾きまくり、歌いまくる。
それも、開始早々から全開で、かつ骨太なサウンドなので、圧倒される。
スタンド席なので、生でクラプトンの手元までは見ることはかなわないが、
ステージ横の巨大ビジョンでアップされる彼のテクニックは
見ているだけでも飽きない。
それにメンバーの二人の若手ギタリストがとてもうまい。
特にスライド奏法をするデレク・トラックスには驚愕しまくっていた。

曲名がわかったのは中盤の「アフター・ミッドナイト」と締めくくりの3曲
「ワンダフル・トゥナイト」「レイラ」「コカイン」くらいだったけれど、
初めて聴く曲も含めて聴き応え十分だった。
とても60歳を過ぎたとは思えぬ声量で歌い続け、弾きまくるのだから、
やはりクラプトンは凄い。並みのパワーではない。

興味深かったのは中盤のアコースティックギターでの数曲。
たっぷりとブルースを感じさせてくれて、「クラプトン=ロック」という
ステレオタイプ的認識しかない門外漢の私には新鮮な発見だった。
私にはここが当夜の最高の聞き物だった。
もちろん、お目当ての「レイラ」はついに生で聴けた!という感動も
あったが、この曲だけ演奏がややおざなりな感じで、歌う時以外は
終始客席に背を向けて演奏していたクラプトンの姿が気になった。
何か、いやいや演奏しているような…。
もう飽きた、とでもいうような…。
彼の中ではこの曲はもうルーチン化しているからなのだろうか?
それとも、元妻との思い出につながるからなのだろうか?
ちょっと気になった。

それでも終わってみれば、実に心地良い感じが残った。
ドーム一杯に鳴り響いた音響・音圧で、ちょいとくたびれたけれど…。
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by capricciosam | 2006-11-27 20:36 | 音楽 | Comments(10)
Commented by kurione04 at 2006-11-27 22:15
昨日、行かれたんですね~クラプトン^^
σ(^^)も行きたかったんですが・・・・(^^ゞ

でもcapricciosamさんのポストを読むと
σ(^^)も行った気になりました。
「レイラ」σ(^^)も生で聴いてみたかったな~(^^ゞ
「Tears in Heaven」は歌いましたか~?
Commented by ぼくてき at 2006-11-27 22:57 x
以前、押尾コータローさんライブの記事にコメントさせていただいたように思います。お久しぶりです。capricciosamさんのブログはいつ来ても安心して楽しく読めます。

クラプトンにも行かれたと読んで、嬉しいです。私も21日に武道館に行って書いてますので、よかったらいらしてくださいね。
レイラの演奏の荒さは私も感じました。演奏が荒いというより、パート全てが自己主張しすぎてばらばらな感じが・・。まあ、ライブならではのノリということで。
でも、本当に楽しかったです。
Commented by capricciosam at 2006-11-28 06:33
>kurione04さん、コメントありがとうございます。
>「Tears in Heaven」は歌いましたか~?
残念ながら今回のツアーのセットリストにはなかったようです。それにしてもどの曲も説得力というか、迫力ありましたね。
Commented by capricciosam at 2006-11-28 06:51
>ぼくてき さん、コメントありがとうございます。TBさせていただきました。
>パート全てが自己主張しすぎてばらばらな感じが・・
なるほど、そんな感じでしたね。何故かあの曲ではギターのアンサンブルの乱れを感じました。レイラは音盤で何回も聴いた上で生に接することになっちゃうので、ライブではどうしても粗が目立ってしまうのでしょうね。他のブログを読んでも同様の感想を目にしました。
>でも、本当に楽しかったです。
そうそう、楽しめたことは間違いないです(^^)
Commented by じゅんこ at 2006-11-28 09:36 x
こんにちは!
私のクラプトンin札幌ドームの記事にコメントくださってありがとうございます!
「レイラ」、好きな曲を生で聴けたのは、最高でしたね!!
私の好きな曲は今回は全くセットリストになくて残念でしたが、
それでも十分観応え、聴き応えのあるライブでした!

ブログを楽しく読ませていただきました。
クラシック音楽がお好きなんですね。私も実は大好きです♪
最近はちょっと遠ざかりぎみですが、
札幌に越してからkitaraには何度か足を運んでいます。
年末の第九は聴きに行く予定です!!

また寄らせていただきますね。今後もよろしくお願いいたします!
Commented by grapefruit at 2006-11-28 10:33 x
こんにちは!アタシもTBさせていただきました。

クラプトンのギターは言うまでもなく、
歌声にも本当に圧倒されてしまいますよね。
歌、うますぎです!←コラコラ失礼な!(爆)

そしてやっぱり彼のブルースは秀逸です。
アタシの中ではどちらかというとクラプトンと言えばブルースというイメージがあって、そういう意味では今回の公演、大人好み?の内容だったかもしれませんよね~。
Commented by capricciosam at 2006-11-28 21:34
>じゅんこさん、コメントありがとうございます。
>十分観応え、聴き応えのあるライブでした!
ホントそのとおりですねぇ。3年前のツアーも「ラスト」という噂があったそうですが、あの勢いではまだまだ十分でしょう。しかし、あのドームの入りでは、札幌ではもう無理なのかなぁ…。
>年末の第九は聴きに行く予定です!!
札響合唱団のデビューなので、楽しめると良いですね。
>また寄らせていただきますね。今後もよろしくお願いいたします!
こちらこそよろしくお願いいたします。
Commented by capricciosam at 2006-11-28 21:44
>grapefruitさん、コメントありがとうございます。
>クラプトンと言えばブルースというイメージがあって
ブルースというイメージがないまま生で聴いていましたが、しびれました。
ある意味、アコースティックの数曲は当夜のハイライトを形成していたような印象を持ちました。
>歌、うますぎです!(略)そしてやっぱり彼のブルースは秀逸です。
何もつけくわえるべき言葉がありません(^^)
Commented by あつし at 2006-11-29 12:57 x
>capricciosamさん
私のレポートにコメントいただきありがとうございます。

デレク・トラックス良かったですよね。
他のバンドメンバーもすごい方々ばかりでしたが、今年から初めて組む人も多いので、前のツアーほどには息が合っていないような気はしました。
でも個々の力量はすごいので、ぜひまた同じメンバーで見たいものです。

ちなみに今度の日曜もまた札幌ドームへ行ってきますw
Commented by capricciosam at 2006-11-29 21:10
>あつしさん、コメントありがとうございます。
>個々の力量はすごいので、ぜひまた同じメンバーで見たいものです
おっしゃるとおりで、すごい力量のメンバーだったと思います。今夜は武道館ですか…。ツアーも残り少なくなってきたようですね。
>今度の日曜もまた札幌ドームへ行ってきます
おっ、ビリー・ジョエルですね。楽しんできてくださいね(^^)


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