びっくり

蔵出し第三夜です。

録りためた番組を整理していたら、珍しい方たちが取り上げられている
番組がありました。その方たちとは上杉春雄さんと米沢傑さんです。
方や勤務医として札幌で、方や大学教授として鹿児島で活躍されている
現役医師でありながら音楽家です。上杉さんはピアニストとして、
米沢さんは声楽家として、それぞれプロ顔負けの活躍をされてます。

ところで、時期は違うのですが、私はお二人の実際の演奏会に
行った経験があるのです。余談を交えて書いてみます。

まず上杉春雄さん。
現役の医学生でありながらピアノの腕も達者ということで話題になった
18年前の北電ファミリーコンサートに出演した彼の演奏を聞きました。
場所は来春には閉館になる札幌市民会館。
恐らく上杉さんも正式なデビューコンサートだったのだろうと思います。
ステージに登場する時から手足の動きがぎこちなく、あがっていることが
ありありで、大丈夫なのか、と一抹の不安を覚えました。
曲はモーツァルトのピアノ協奏曲だったと思います。
演奏自体はやや窮屈な感じはあったものの、素人にもわかるような
目立ったミスもなく無事弾ききり、盛大な拍手を浴びていました。
弾き終わって聞いてるこちらも、急に肩の力が抜けたようになった
記憶があります。やはり応援する気持ちもあったのでしょうね。

最近、上杉さんは中断されていた演奏活動を再開されて、道内外で
積極的に演奏をされているようです。きっかけは、ご自身が勤めている
病院にあったピアノを弾いている時に、入院患者に「なぐさめられた」等
の好意的な反応をもらったことだ、とおっしゃっています。
再開後の演奏は聞いていませんが、最近聴衆の一人としての上杉さんを
異なる演奏会場で立て続けにお見かけしました。
最初はアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジークスで、これは納得。
そしてもう一回は、なんと、エリック・クラプトンだったので、これにはびっくり。

次は米沢傑さんです。
3年前の札幌アカデミー合唱団の演奏会「ヴェルディのレクイエム」に
ソリストとして来札されました。当然プロと思っていたので、パンフをみて
「えっ、アマチュアなのか」とびっくりしたのですが、実際の歌声を聞いて
二度びっくり。声量豊かな歌声は、他のプロにまったくひけをとりません。
しかも、音程も安定しているので、聞いてて気持ち良くなりました。
とてもアマチュアとは思えません。
番組の中では、米沢さん自身もイヤホンで予習しながら歩いていたりして
時間を惜しんでいることがわかりましたが、奥様が東京まで行ってプロの
レッスンを受けて、それをそっくり米沢さんに伝えてレッスンに代えている、
と紹介されていることには少々驚きました。
やはり、あの声の維持には並々ならぬ努力があるのだなぁ、と。
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ところで、米沢さんは「999人の第九」の7年前の演奏会に
ソリストとして登場していることがわかり、これまたびっくりです。
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by capricciosam | 2006-12-23 20:49 | 音楽 | Comments(0)


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