クリスマスの約束@2006

俳句に季語があるがごとく、私のブログにも季語があるとしたら、
さしずめ小田和正さんの「クリスマスの約束」は、
「冬の季語」と言ってかまわないのでしょう。
昨夜放送分を録画しておいたのを見終わって、今書こうとしています。
とりあえず曲順に。

1曲目は「言葉にできない」
小田さんのピアノソロに四重奏がからみ、冒頭からノックアウト状態。
2曲目は「粉雪」
レミオロメンというグループ自体初耳。技巧に満ちた歌。
3曲目は「I love you」
尾崎豊のオリジナルの荒削りでストレートなせつなさに比べ、
もっと洗練された、大人っぽいせつなさを感じました。聴かせます。
4曲目「SAKURA」
いきものがかりも初耳のグループ。彼女うまいねぇ。
歌い終わってホッと深い息を吐いていたのが印象的。ガンバレ。
5曲目「みんなひとり」
6曲目「to U」
以上松たか子さん。彼女の歌は役者の余技程度の認識しかなくて、
聴いたことはなかったのですが、途中から居住いを正して聴きました。
7曲目「いまの君はピカピカに光って」
8曲目「悩み多き者」
9曲目「グッド・タイム・ミュージック」
以上斎藤哲夫さん。今回の構成の核は案外この人だなあ、という気がしました。
7曲目は宮崎美子さんを一躍有名にした有名なCMソングですから、会場に
いた若い方でも「あぁ、アレ」てな表情が写し出されていましたね。
8曲目は小田さんが泉谷の「春夏秋冬」、拓郎「人間なんて」と同列に
していましたが、残念ながら私は知りません。メッセージ性の強い歌ですね。
9曲目は代表曲だと思いますが、メッセージ性はもっとマイルドです。
10曲目「僕らなら」
11曲目「全力少年」
以上スキマスイッチ。小田さんが紅白出場を振っていましたが、
最近は紅白もまともに見たことないし、まったく初耳でした。
10曲目はメイキングで「へーっ」という感じでしたが、少々未完成な雰囲気も。
11曲目はノリのいい曲ですね。2曲聴いて彼らの才能には驚きました。
12曲目「My home town」
小田さんの若い頃が写し出されていて、オフコース当時と重なります。
13曲目「伝えたいことがあるんだ」
こんな切迫した調子で告白されたら、告白された方としてもたまらないのでは。
14曲目「僕らの街で」
KAT-TUNへの提供らしいのですが、あまり響かず。
15曲目「東京の空」
しみじみして、番組上ではうまくクールダウンしていたように感じました。

小田さん曰く、今回は「メッセージ」「伝える」というテーマで構成したそうです。

「風のように流れていた歌に影響を受けてきた。(略)どの曲にもメッセージ
がある。聴く人の気持ちが重なって、その物語が完結していくのだろう。」

ひくべき言葉も、足すべき言葉も見あたりません。
小田さんはその歌声、オフコース当時からの作品のイメージ、
そして一昔前のタ〇リの影響か「女々しい」というイメージがつきまとう
ようですが、私は以前からメッセージ性のある、骨っぽい作品を作る人だなぁ、
という印象がありました。それで今回は、案外、彼の本質的なところで
番組を構成したんじゃないのかな、との感想を持ちました。
見ごたえのある2時間でした。

今年はこの公開録画に参加されたぼくてきさんのブログのお陰で、
例年以上に楽しく鑑賞できました。
ぼくてきさんによれば、同一曲の取り直しも含め全26曲とのこと。
オンエアーされなかった「元気をだして」なんて、ぜひ聴きたかったなぁ…。
Thanks a lot , ぼくてきさん!

写真のCDには「冒頭からノックアウト状態」の「言葉にできない」が含まれています
オリジナルのオフコースのも良いのですが、これもきかせますね
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by capricciosam | 2006-12-29 23:59 | 音楽 | Comments(2)
Commented by ぼくてき at 2006-12-31 00:19 x
こんばんは。
ブログのご紹介をいただき、TBコメントを下さってありがとうございます。とってもうれしいです。
capricciosam さんがお書きになってることは、各曲に対する印象も含めて的を射ているなあと思いました。「熟練職人の仕事」として仕上げた曲が’あまり響かず’ということは私もあります。30年も聞いているので(笑)、「本気」で伝えたい度合いの薄さを感じちゃったり、ああ、これは自己模倣しただけの曲だなあとか(笑)。
でも、59歳にして若い人とつながって励ましていこうとする姿勢、歌い手としてファンへ見せる精一杯の姿、どこまでも自分の思いを実現していこうとする真摯さ、そして何よりあの歌声に、いつも素直に感動せずにはいられません。
Commented by capricciosam at 2007-01-02 23:27
★ぼくてきさん、コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
>熟練職人の仕事」として仕上げた曲
一聴して書いたもので、聴きこむと印象は違ってくるかもしれませんね。もしお気に入りでしたら、失礼お許しください。
>59歳にして若い人とつながって励ましていこうとする姿勢、歌い手としてファンへ見せる精一杯の姿、どこまでも自分の思いを実現していこうとする真摯さ、そして何よりあの歌声に、いつも素直に感動せずにはいられません。
まったくおっしゃるとおりです。そんな姿が年代性別を越えて幅広い共感を生むんでしょうね。


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