coup de baguette 4th Concert@Kitara

第4回定期でついにKitara登場となった若き打楽器アンサンブル
の演奏会に出かけてきました。会場の小ホールは満席状態。
確実にファンをつかんだことが伺えます。かく言う私もその一人(^^)

1曲目「3×3」(読み方は「3かける3」、そのままです)
材質の異なる3種類の楽器群に3人ずつの奏者が次々に登場して
最後は3群が様々な絡み合いを見せてクライマックスへ。
「音のグラディエーション」と解説していたが、まさしくそんな印象で
アンサンブルにもゆるぎを感じさせず、出だし好調。

奏者が次々に演奏する楽器を変わっていくという「動き」が
視覚的にも楽しめるのが打楽器アンサンブルの楽しい点。
その視覚的な曲が次の2曲であったが、印象は微妙に異なる。
2曲目「リトル・シー・ゴングス」
楽譜に指定のない動きを取り入れたらしいが、肝心の音が…。
ちょいと遊びすぎたか。
3曲目「スクエア・ダンス」
マリンバを四角く(スクエアに)並べたのだが、4人の奏者のアンサンブル
にはいささかの乱れも感じさせない迫力があった。
4曲目「pk@4」
このアンサンブルの委嘱作品で世界初演とのこと。4人で一台ずつの
ティパニを演奏するのだが、まるで和太鼓のような響きに驚き、最後の
ペダルを駆使した響きの「うねり」は興味深かった。
5曲目「月迷宮/大神」
前回定期で一番印象深かった「彩」と同一の作曲家の作品。
なんとも不思議な響きが感じられるのは似ています。

休憩後はメンバーも黒で統一した衣装の上にカラフルな衣装を着て登場。
6曲目「タンゴ組曲」
7曲目「はかなき人生よりスペインダンスNo.1」
ゲストにギターを迎える。ギターはマイクで音を拾っているものの、
やはり打楽器の音量にはかなわない。ゲストが「ギターの音ははかない」と
おっしゃっていたが、特に6曲目はかき消され気味で、バランスも悪かった。
7曲目はカスタネットで曲がぐ~んとしまった。
アンコールに「タンゴなんとか」を演奏してくれたが、ギターとの共演では
これが一番良かったか。
ラストは「ウエストサイド・ストーリーより4曲。
この曲自体かなり打楽器が活躍する印象があるが、ピックアップされた曲も
「プロローグ」「サムウェア」「マンボ」「アメリカ」と聴き応え十分なものばかり。
切れ目なく演奏されたが、強弱だけでなく緩急もとって緊密なアンサンブル
を披露しており、楽しく聴かせてくれて大満足。ただ、原曲で一番打楽器が
活躍する印象の強い「マンボ」がちょいと控え気味だったように感じたのは
気のせいか。

アンコールの一曲目はメンバーが一列に並んで自分の身体を打楽器のように
叩く曲。以前、岩城宏之指揮オーケストラアンサンブル金沢の演奏会で聴いた
アンコールと同一。思わずあの時の楽しそうな岩城さんを思い出しました。
メンバーもリラックスしたのか、身体が痛いのか、少々乱れがありましたが、
これはご愛嬌。次はおなじみになった「レズギンカ」
でも少々趣向がありました。途中にウエストサイド・ストーリーの曲を
織り交ぜて展開して、またまた楽しませてくれました。

会場には高校生とおぼしき制服姿も目に付き、身を乗り出すようにして、
彼らの演奏に注目している姿が見られましたが、私のようなオジサンとて
同じで、精緻にしてエネルギッシュな彼らの演奏には魅かれます。
益々精進して来年の定期に備えてもらいたいものです。
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◆クー・ドゥ・バゲットのHPはこちらです。
<3.13追記>
アンコール曲名がわかりました。
「タンゴなんとか」は「タンゴ・アン・スカイ」
自分の身体を打楽器のように叩く曲は「ロック・トラップ」
けいこさん、ありがとうございます。

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by capricciosam | 2007-03-11 18:09 | 音楽 | Comments(0)


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