葉桜の季節に君を想うということ@文春文庫

先日PMFブックカバーの話を書きましたが、その時買って
カバーしてもらったのが、写真の文庫本です。
2003年に単行本として発刊され、2004年の「このミス」1位
だそうですから、お読みになった方も結構いらっしゃるでしょうね。

一見無関係な挿話が、このストーリーの最重要キーが明らかと
なる中で見事につながるのですが、著者のテンポ良い語り口に
一気読みでした。そして、まんまと騙されてしまいました。
(うまいなぁ~)
究極であるかどうかは別として、カバー裏表紙に書いてある
「徹夜本」は当たっていました。
著者の読者をミスリードする力はたいしたもので、「思いこみ」というか
「錯誤」を重ねていったのですが、このあたりがこの小説を成り立たせる
最大の要素だろうと想いました。
例え騙されるにしても、妙に後味さわやかなのは、
「恋愛」が余韻を残すからなのでしょうね。
たとえ、いくつになっても恋するときめきは良いものです。
(おっとこれ以上書くと、ネタバレになりそう…)

なかなか楽しめる一冊でしたが、ただ一点難を挙げるとすれば、
原作に忠実な映像化は困難だろうな、という点です。
ビジュアル化したら、ミステリそのものが成り立たない恐れが…
さて、どうしてでしょうか!?
未読の方は、この一点だけでも楽しめると想いますよ。
しばし暑さを忘れて楽しめた一冊でした。
(しかし、今夜は雨も近いせいか蒸します、ふーっ、暑い)
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by capricciosam | 2007-06-14 22:52 | 読書 | Comments(2)
Commented by rainbowfl at 2007-07-18 23:15
こんにちは。
capricciosamさんのこの投稿を読んで私も読んでみました。^^
おもしろかったですね!私もまんまと騙されちゃいました。まったくそんな展開になるだなんて思ってもいなくて、もぉびっくりでした。まさしく思い込みでした。
結構ミステリは好きなので読みますが、この「葉桜の・・・」みたいなものは始めてでした。
私もいろんなことに興味を持って恋してときめいて、いつまでも好奇心旺盛でありたいです。^^
それにしてもあの人があぁだったなんてねぇ。。。←まだ言ってる!あはは。
Commented by capricciosam at 2007-07-19 06:30
>rainbowflさん、コメントありがとうございます。
>私もまんまと騙されちゃいました
やはり騙されちゃいますよね(^^)
>この「葉桜の・・・」みたいなものは始めてでした
私もこんなタイプのトリックははじめてでした。ラストを読んでそれまでのストーリーを再構成すると、とりあえず納得するんですが、と同時に私も笑っちゃいましたね、これが…


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