議会二題

その1
オホーツク海に面した小清水町で常設の議事堂をなくした、
という記事が目に止まった。

役場庁舎の老朽化にともない新築を検討していたら、
市町村合併が浮かび中断、そして財政難になり、結局改修を選択。
議事堂、議長室、委員会室、議員控室などを廃し、必要な時は
「会議室」を使うことにした、という。
議会定数も22→10と減ったらしいが、それにしても
町長も議会もよく決断したものだと思う。
久しぶりの快哉。

道内も過疎化が進み、街も寂れる中、役場庁舎だけがりっぱな
ところが目立ち、妙に違和感を感じていた。
(中には老朽化した庁舎でがんばっているところもあるのだが…)
「住民が疲弊しているのに、官だけりっぱというのもなぁ」

議会はたいてい庁舎内にある。
年間稼働日からいったら、一体何日使われているのだろうか。
その固定経費だって馬鹿にはならないだろう。
財政も悪化する中、市町村レベルでも「聖域なき財政の見直し」を
しているだろうから、いくら立法機関である議会と言えども、
その対象を逃れることはできないはず。
時にはその機能を象徴する「形」も必要だが、住民に身近なところ程、
不必要な権威にとらわれる必要はない。
要は実質的であれば良いのだから、このような取り組みが支持される
ことが大事だと思う。

その2
前鳥取県知事が地方分権改革推進委員会で北海道議会を名指しで
「八百長議会」と批判したらしい。「(全国でも)一番ひどい」と。
つまり、質問に対して答弁を決め、その上再質問も決め、すり合わせを
するというのだが、これだけでもやりすぎの感があるのだが、
ナントこれが議会前だというのだから、驚く。
つまり、開会したら全部ストーリーができている、という訳だ。
ちょうど道議会開会中なのだが、そういうことなのか、とあきれるばかり。
立法と行政のせめぎあいは議会前では道民には見えない。
立法と行政の緊張感はぜひ道民にわかる形で示してもらいたい。
それにしても、他県の知事だった人が批判するとは…、
全国的に有名なことなのでしょうが、なんとも恥ずかしい話。
<9.22追記>
続報があり、前鳥取県知事の発言がもう少し詳しく紹介されています。
「結論が決まっている議会は「八百長」、質問と答弁を一言一句決めている
場合は「学芸会」とし、「一番ひどいのは北海道議会」と批判した」とのこと。
これに対して道議会は与野党が一斉に反発し、知事も不快感を表明。
議会と道側が事前に答弁をすり合わせることを「答弁調整」と言うそうですが、
現在は「意見交換」と言うのだそうです。
かつての少数与党時代の議会運営安定の手法だったらしいのですが、
現知事は答弁調整廃止を公約し、しかも安定与党なのですから、
例え「手法」としても継続されている必要はあるのでしょうか。
議会も反発から一歩踏み出して前鳥取県知事に抗議、論争するつもり
でもあるのでしょうか。その前に自ら「答弁調整廃止宣言」する、
という手もありますが、反発のポーズで終わりなのでしょうか。


ところで、12日に僕ちゃん首相がほっぽり出したお陰で、
代表質問ができずに休会中の国会ですが、今も報道されるのは
自民党総裁選挙のことばかり。
25日には新らしい内閣が組閣されるようですが、
この約2週間の空白期間の国民生活への影響もさることながら、
むだな税金が使われているということはないのでしょうね。
つまり、いったん国会が開会したというだけで、休会中にもかかわらず、
議員に支払われるお金なんてあるんだろうか。
ないことを期待しているのですが、あったら「嫌」より「怒」ですね。
国の借金は刻一刻と増えていくばかりですからね…
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by capricciosam | 2007-09-19 22:12 | 時の移ろい | Comments(0)


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