久しぶりの帯広・続き

仕事も一段落して帰りの列車まで時間があったので、
ひさしぶりに駅前通りをブラブラ歩き。
遠目には駅前でビルも建築中らしく、なにやら活気がありそう…
と思ったが、これは歩を進めるにつれ脆くも打ち砕かれた。

通りに面した一階が店舗で埋まっていないビルが目立つのだ。
「確かここにぎやかなビルだったよなぁ」
実は往復したので、その様子をケータイで写真を撮ろうか迷ったのだが、
その都度どうにも忍びなくてケータイ自体をポケットから取り出せなかった。
「ここまで疲弊しているのか…」

次に、空き店舗よりもっと問題だと思ったのが、とりこわされて
駐車場化している土地が、これまたものすごく目立つことだった。
まさしく歯抜け状態で、これには唖然とした。
急に駅前通の空の面積が広がったような感じがした。
「こんなにひどいとは…」
当時、この商店街の一角にあったヨーカドーが郊外に移転して
中心街の空洞化が懸念されていたが、よもやこんなに進んでいるとは
思っていなかっただけに、正直愕然とした。
写真は当時ヨーカドーがあった方向です。
(ヨーカドーの移転が悪いとは決して思っていませんので、誤解のないように)
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道内の中小都市の抱える旧中心街の再生は、農業王国十勝を背景にして
盤石だと思っていた帯広をしても決して万全ではない、ということが
わかったのですが、なんとも寂しさを覚えてしょうがありませんでした。
道内の過疎化と引き替えに繁栄する札幌圏にいては到底わからない
この感覚は、今は十勝のエトランゼの身には如何ともしがたいものでした。
「そうか…、こんなにも、なぁ…」
久しぶりに歩いてみると落胆することの方が多かったのは事実です。

なんか、湿っぽい話ばかりですが、当時高架化により整備された帯広駅の
旧駅裏は、逆に整然と整備されていましたね。
中でもちょいと寄ってみた帯広市図書館は職員の方の対応も良く、
居心地が良さそうな感じを受けましたね。
写真は入り口で見つけた中城ふみ子賞のポスターです。
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ポスターの一首は中城ふみ子さんの代表作。
「冬の皺よせゐる海よ今少し生きて己の無惨を見むか」
ざっくりとしたその質感には心惹かれるモノが…

帰り帯広駅前で見つけた子鹿の彫刻。
首に巻いたマフラーがなにやら人の世のぬくもりを感じさせて、暖かいなぁ…
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by capricciosam | 2007-11-21 22:23 | 時の移ろい | Comments(0)


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