鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン@Kitara・2007

今年の聴き納めも前回に続き「全曲」っていうのも何かの縁なのかなぁ…

どうも札幌の愛好家人口の層は薄いようで、満席にはほど遠い。
以前の記事でも指摘したように「古楽」に対してのなじみの薄さに加え
「全曲」が災いしたのかなぁ…、なんてよけいなことを考えたくなる。
「なんとも、もったいない」
そのくらい、バッハ・コレギウム・ジャパン(以下「BCJ」と略します。)
の演奏は極上のひとときを提供してくれた。
だからこそ、聴いた皆さんは凄く濃密な時間を過ごすことができた
のは間違いないようで、終演後の熱狂ぶりが証明しているようであった。

実際、2時間を超えるオラトリオのため、正直聴き通すのがツライ。
終盤手前に「ハレルヤ」というごちそうがあるから、耐えられるような
ものだろう、と自分のレベルに置き換えてみる。
でも、昨夜のBCJは演奏、ソロ、合唱のいずれにおいても、
いささかのたるみもなく、実に聴いていて楽しいのだ。
時間を気にせずに楽しめた、と言って過言ではない。
特に、合唱のレベルの高さは特筆もので、彼らへの拍手が一段と
高くなったことからも明らかであった。
もちろん、オケの素晴らしさは言うまでもないが、ソリストではバスが
印象に残った。例えば第三部の47から48はバスの聴かせどころ
なのかな(と勝手に解釈)、見事な歌いっぷり。

Kitaraを出ると、イルミネーションが一段ときれい。
空には雲ひとつなく、一段と冷え込んだからなんですね。
今年の演奏鑑賞を締めくくる良い一夜でした。
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<蛇足>
この曲の全曲演奏会は、実は2回目。
いきおい聴きながら前回とついつい比べてしまう。
前回は4年前のW・クリスティ指揮のレザール・フロリサンだった。
少々記憶も薄れているが、彼らも水準の高さは言わずもがなだったが、
ステージもなんとなく芝居っ気がある、というのかな、華があった。
それに比べBCJはシックな感じで、これはこれでOK。
タイプの違う「メサイア」なれど、両者ともに演奏水準は高い。
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by capricciosam | 2007-12-27 23:53 | 音楽 | Comments(0)


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