名ばかりとは偽装のことか

昨日注目すべき判決が東京地裁で下された。
日本マクドナルドの直営店の店長が過酷な長時間労働を強いられた
あげく、残業代が支払われていないことから、会社に支払いを求め、
本裁判では店長は管理職か否か、が争われた。
店長の主張が通り、店長は管理監督者ではない、と判断された。
会社側は控訴する方針らしい。

管理職、即ち管理監督者とは
「一般的には、部長、工場長等労働条件の決定その他労務管理について
経営者と一体的な立場にある者」(厚労省通達・1988年)
と定義されているようだが、今回の場合は店長の権限も制限されている上、
「経営者と一体的な立場にある」とは言えないと認定された。
つまり、店長とは名ばかりの管理監督者である、という訳だ。
会社側が管理職であると偽装している、に等しい。
今日は昨年の偽装の発端となったミートホープ社長の初公判だった。
この国の今に流行りしものは依然「偽装」と「労働軽視」なのか。

外食も日常生活に定着して久しい。
低廉と均一なサービス提供を標榜しているだけに、
コスト低減とマニュアルがこれを支えているのだろう。
しかし、それだけではローコストオペレーションは完成しない。
残業代もなく酷使される偽装管理職の「店長」の存在が欠かせない。
日本マクドナルドの店長は全国で約1700名。
店長とその家族はどのような思いで昨日の判決を聞いたのだろうか。
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by capricciosam | 2008-01-29 23:44 | 時の移ろい | Comments(0)


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