PMFウィーン・アンサンブル@PMF2008

昨年のPMFウィーン・アンサンブルで、すっかり魅了されたので、
今年のPMFはアンサンブルが聴き初めとなりました。
もちろん、ウィーン・フィル・メンバーとは言っても、昨年と重複するのは
クラリネットのP・シュミードルさんだけ。
昨年はW・ヒンクさんのウィーン弦楽四重奏団が核になっていましたが、
今年はウィーン・フィルの「顔」とも言うべきR・キュッヒルさんの
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団が核になっています。

1曲目グリンカ悲愴三重奏曲
クラリネット、ファゴット、ピアノのための曲なのですが、聴いていて
1996年PMF時のインターナショナル・プリンシパルズの演奏会での
P・シュミードルとM・トゥルコヴィチによる掛け合いを思い出しました。
あの時は名手による丁々発止のやりとりといった風情でしたが、
今回はややファゴットが弱い感じで、掛け合いの妙を感じる、とまでは
至らずに終わりました。これは多分に曲にもよるのかな。

2曲目シュポア七重奏曲
変則的な編成ですが、1曲目に比べれば曲自体もずいぶん
耳になじみやすい。ホルンのしっとりとした響きには魅了されたものの、
アンサンブル自体としてはややまとまりが弱いように感じた。
昨年、急遽来日中止となったフルートのW・シュルツさんがすっかり
スマートになっていたのにはびっくり。心なしか音量も落ちたかな!?

3曲目ベートーヴェン七重奏曲
いよいよR・キュッヒルさん登場。開幕当初の演奏会では不調とも
とれる評判も一部聴かれたのですが、噂は杞憂に終わりました。
全身を使ってぐんぐんアンサンブルをリードする様は、さすが
ウィーン・フィルのコンマスだけあります。急にアンサンブルの
合奏能力が高まった感じで、今夜一番の出来に満足でした。
ただ残念なのは、昨年のシューベルトで聴かせてくれたような
参加ウィーン・フィルメンバー全員による合奏でない点でした。
今夜の曲の構成ではメンバーの誰かが欠けるんですよね…
「今年はミニ・ウィーン・フィルはダメかな」
と、思っていたらアンコールで実現。
アンコールはJ・シュトラウス「騎士パスマン」よりチャルダーシュ
さすが、お手のもののJ・シュトラウスだけあって、活き活きとした
音楽が鳴り響き、大満足。

<蛇足>
・今回はピアノ、チェロ、コントラバス以外は立って演奏していました。
・W・ヒンクさんが最近定年退団となったようです。
もうPMFに参加されないとしたら、昨年が聴き納めということに
なるのでしょうか。そうだとしたら残念ですねぇ。
PMF公式記録では1991年以来13回参加とあります。
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by capricciosam | 2008-07-11 22:35 | 音楽 | Comments(0)


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